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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
第88話
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Sクラフト―――ニーベルン・ヴァレスティで滅し、さらに光の爆発によって起きた余波によって近くにいた不死者や霊体達をも滅した!



「ハ、ハハ……それにしてもまさか本物の”戦乙女”の力を何度もこの目にする時が来るとは思わんかったわ……何度見ても、なんちゅうか……すざましいとしかいいようがないな………」

「いいな〜。翼がある人達は空を自由に飛べて。」

シュヴェルトライテが続けて放ったSクラフト―――スピリチュアルランサーとニーベルン・ヴァレスティの破壊力を見たケビンは表情を引き攣らせて乾いた声で笑い、エステルは自由に飛び回って戦っているシュヴェルトライテやニルを羨ましそうな様子で見つめていた。

「……お前ならできるぞ。」

「へ?それってどういう事??」

その時、セリカがエステルに近づいて来て静かに呟き、セリカの言葉を聞いたエステルは驚いてセリカに視線を向けて尋ねた。

「……天使と契約しているのなら、天使の力で光の翼を自分の背に宿らせ、飛ぶことは可能だ。」

「……それ、本当?」

そしてセリカの説明を聞いたエステルは目を輝かせて尋ね

(うむ。エステル嬢ちゃんが契約している天使―――ニルに頼めば、可能だの。ほれ、ちょうどサリアが手本を見せるようだの。)

「へ……?」

ハイシェラの念話を聞いたエステルはサリアに視線を向けた。すると

「シュヴェルトライテ〜。貴女の光の翼の力を貸して下さいです〜。」

「……いいだろう。」

サリアの呼びかけによってシュヴェルトライテはサリアの召喚石に戻った。すると

「本気で行きますです〜!」

サリアの背に光の翼が現れ、そしてサリアは翼をはばたかせて天高くへと上昇し

「シャイニング・バインド〜!!」

聖光の柱を雨のように降り注がせて、自分の周囲にいる敵達を薙ぎ払った!

(サリアが先ほど手本を見せたように、嬢ちゃんも同じ事をしてみるといいだの。)

「わかったわ!…………ニル!ちょっといい!?」

「?何、エステル。」

ハイシェラの念話を聞いたエステルはニルを呼び、呼ばれたニルは首を傾げてエステルに近づいた。

「貴女の力であたしに光の翼を宿らせることって可能なの?」

「ええ。………もしかして飛行したいの?」

「うん!」

「わかったわ。ちょっと待ってね。」

エステルに尋ねられたニルは頷いた後エステルの身体に戻り

(光よ……かの者に大空を翔る翼を!)

エステルに光の力を与えた!するとエステルの背から一対の輝く光の翼が現れた!



「んなっ!?」

エステルの背に現れた光の翼を見たケビンは驚き

「わあ……!よ〜し!早速飛ぼうっと!!」


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