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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第70話
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てよ……!」

「この場合はもうこれ以上増やさない事を願うべきですよ、エヴリーヌお姉様……」

それぞれ膨大な威圧を纏って微笑むアリサとエリゼ、エリスとエマに見つめられたリィンは表情を青褪めさせて身体を震わせ、クロチルダとシャロンはからかいの表情でリィンを見つめ、身体を震わせながらリィンを見つめて呟いたエヴリーヌの言葉を聞いたプリネは疲れた表情で指摘した。

「というかよくアンタは他人事のように、そんな事が言えるわよね……油断していたらアンタもその内リィンに落とされるのじゃないかしら?」

「しかもお前はラインフォルトに仕えているメイドだからな。シュバルツァー達の将来を考えるとお前とシュバルツァーの距離が縮まる事になるのだからその可能性は十分にあるだろうな。」

シャロンの様子を見たサラ教官は呆れた表情で指摘し、レーヴェは静かな笑みを浮かべてシャロンを見つめ

「お二人の仰る通り確かにわたくしにとっても他人事ではありませんね。ですがもしそんな事になればプリネ様がおられるレーヴェ様はともかく、サラ様は焦るべき立場だと思うのですが♪何せ教え子であるお嬢様達だけでなく、過去の出来事で複雑な思いを抱えている人物であるわたくしやクレア大尉にも先を越される事になるのですから♪」

「グッ……!?余計なお世話よ!それにあたしは婚期に焦るあまり年下で、しかもまだ学生のリィンで妥協したあの女と違って、相手は選び放題なんだからね!?」

困った表情をした後からかいの表情で反撃して来たシャロンの言葉に唸ったサラ教官は必死の様子で答えた。



「アハハ……今の言葉をクレア大尉が聞けば、間違いなく怒るだろうね……」

「それ以前にクレア大尉はそんな理由でリィンを将来の伴侶に選んでいないと思うが……」

「幾ら図星とは言え、大人気ないにも程があるぞ。」

「全くだな。というか実際シャロンさんの言っている通り、サラ教官は相手がいない事に焦るべき立場だろう。」

一方その様子を見守っていたエリオットとガイウスは苦笑し、ユーシスとマキアスは呆れた表情で呟いた。

「そこっ!聞こえているわよ!?」

するとその時サラ教官は怒りの表情で二人を睨んだ。

「え、えっと……エーデル部長は本当にお兄様でよかったのですか?幾ら貴族の子女としての”義務”を果たす為とは言え、ほとんど接点の無かったお兄様といきなり婚約するなんてエーデル部長には抵抗が無かったのでしょうか?」

そしてセレーネが困った表情でエーデルを見つめて問いかけた。



「心配してくれてありがとう、セレーネちゃん。でも貴族の結婚って言ったら、大概はお見合いで全く知らない人と結婚するのが普通でしょう?」

「それはそうですが……」

「私にも色々と考え
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