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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第70話
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れた訳よ。」
「今の彼女にとって、”主”であるリィン君は魔族と化した事で不安定になっている彼女の暴走する力を抑える
制御装置
(
ストッパー
)
でもあるから、今すぐにはリィン君との使い魔契約の破棄はしない方がいいでしょうね。」
事情を聞き終えたプリネは複雑そうな表情をし、セリーヌは真剣な表情で考え込み、クロチルダは心配そうな表情でエーデルを見つめていた。
「……だが幾らエーデル先輩が正気を保ち続ける為とは言え、このままエーデル先輩がリィンの使い魔であり続ける事は色々な意味で不味いだろう。特に結婚に関してとなると間違いなく支障が出てしまうだろうしな………」
「貴族の子女は家を存続させる為に婿を取るか、もしくは他の貴族に嫁いでその貴族を存続させる為に子孫を産むのが”義務”と言ってもおかしくないからな。」
「まあ、今回の内戦で貴族連合が負けたし、セドリック皇太子の様子を見る限りその貴族が存続できるかどうか微妙だけどね〜。」
「ミ、ミリアムさん。」
「君な………確かにセドリック殿下は貴族達の特権を排除するべきだというお考えだけど、償いの期間も与えるべきとも仰っていたから、さすがに今すぐにエレボニアの貴族全てが滅ぶという訳ではないだろう……」
ラウラとユーシスは重々しい様子を纏って呟き、ミリアムが呟いた言葉を聞いたツーヤは冷や汗をかき、マキアスは呆れた表情で指摘した。
「あ、私の結婚に関しては心配はいらないわ。リィン君が責任を取って私もリィン君のお嫁さんの一人にしてくれるって言ってくれたし。」
「「「何ですって!?」」」
「お、お兄様……さすがにこんな非常事態で増やすのは幾ら何でも非常識だと思うのですが……」
「……エーデル部長がリィンの使い魔になった話を聞いた時から、どうせそんな事になっているだろうと思っていたよ。」
「う”っ…………」
そしてエーデルの口から出た爆弾発言にアリサやエリゼ、エリスは声を上げ、セレーネは疲れた表情をし、フィーはジト目でリィンを見つめ、リィンは唸り声をあげて表情を引き攣らせていた。
「リ・ィ・ン〜〜〜〜??」
「「に・い・さ・ま〜??」」
「フフッ……今回の件を解決して状況が落ち着いたらクレア大尉やトワ会長にも事情を説明して、みんなで”お説教”ですね。」
「……………………」
「ふふ、さすがはこの私をもハーレムの一員にしたリィン君ね♪リィン君は双界一の女殺しかもしれないわね♪」
「うふふ、そしてリィン様は後何人増やすおつもりなのでしょうね♪」
「そして増やす度にエリゼ達がどんどん怖くなっていくんだろうね……リィン、お願いだからこれからはエヴリーヌがいないところで新しい女を増やした事をエリゼ達に怒られ
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