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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第70話
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な。」

「ならば探索班が先を進んでいる間に待機班の何人かで連中の所に護衛するのはどうだ?その方が効率的だろう。」

「そうね。それじゃあ何人かでエーデルをパトリック達の所まで護衛するわよ――――」

「え、えっと……その……」

エリオットの提案にラウラは頷き、ユーシスの提案にサラ教官が頷いてリィン達に指示を仕掛けたその時、エーデルは口ごもり

「部長……?」

「………その前に少しいいだろうか。」

「ガイウス、どうかしたのか?」

エーデルの様子を見たフィーは首を傾げ、突如申し出たガイウスをマキアスは不思議そうな表情で見つめた。



「ああ。……気のせいだとは思うのだが、エーデル先輩からプリネ達――――”闇夜の眷属”が纏っているのと同じ”風”を感じるのが気になるのだが……」

「え?…………――――!?これは……!」

ガイウスの言葉を聞いて首を傾げたプリネはエーデルを見つめて集中した後何かに気付くと目を見開き

「――――中々鋭いわね。エーデルお姉さん、だったわね?”今の自分の種族”が何なのか把握しているのかしら?」

「へ……」

「レンさん?一体何を?エーデル先輩は普通の人間ですが……」

レンの指摘を聞いたマキアスは呆け、ツーヤは不思議そうな表情で見つめた。



「…………!そ、そんな……!?一体何故……!?」

「…………考えられるとしたらやっぱり”グノーシス”が原因じゃないかしら。」

「………クロウも彼女のようになっていないといいのだけど……」

一方エーデルを見つめて何かに気付いたエマは信じられない表情をし、セリーヌは目を細め、クロチルダは辛そうな表情で呟き

「エマ?それにセリーヌとクロチルダさんまで……」

「一体何なのか、ボク達にも教えてよ〜!」

エマ達の様子をアリサは不思議そうな表情で見つめ、ミリアムは不満げな表情でエマ達を見つめて言った。



「……単刀直入に言いますかと今のエーデルさんは”人間ではないんです。”」

「に、”人間ではない”って………」

「まさかレン姫のように半魔族化したのでしょうか?」

シグルーンの答えを聞いたアリサは不安そうな表情をし、ある事に気付いたシャロンは真剣な表情で尋ねた。

「それだったら、まだマシだったのだが……」

「……今の彼女は純粋な”魔族”です。」

「ええっ!?」

「!?どういう事よ、それは!?」

シャロンの問いかけにパントは言葉を濁し、リアンヌの答えを聞いたエリオットは驚き、サラ教官は血相を変えた。



「言葉通りの意味だよ。今のエーデル、完全に純粋な”魔族”だよ。だから普通の魔族みたいに大人になったら、若い姿のままで長生き
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