暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
外伝〜六人目の使い魔、”花の表裏姫”エーデル・ブルーメ〜
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ていた”鬼の力”―――”魔の因子”を受け入れて、自分で制御できるようになったみたいに。」

ベルフェゴールの説明を聞いたリィンは複雑そうな表情をした後すぐにある事を思い出し、真剣な表情で尋ねた。

「まあ、訓練したらいつかは自分の力で制御できると思うけど…………今すぐには無理よ。それはつい最近まで”鬼の力”を制御できなかったご主人様ならわかるでしょう?」

「……………………」

心当たりのある話を聞かされたリィンは複雑そうな表情で黙り込んだ。するとその時エーデルがリィンの体から出て来た。



「フウ……メサイアさん達の言う通り、自分で出る事はできるのね……」

「エーデル先輩……その……」

目の前に現れたエーデルをリィンは辛そうな表情で見つめ

「えっと……私がリィン君の”使い魔”になった事やリィン君の使い魔になったお蔭で私は正気を保っていられる話もみんな、メサイアさん達から聞いたわ。だからそんな辛そうな顔をしないで。本来ならあの時私は死んでいたのに、リィン君のお蔭で私は正気を保って生きていられるのだから。それに私もリィン君のお嫁さんにしてくれるのでしょう?だったら、いいじゃない。いつかはリィン君と一緒になるのだから。」

辛そうな表情をしているリィンをエーデルは優しげな微笑みを浮かべて慰めの言葉を送った。

「ですが、エーデル先輩のこれからの生活が…………」

「それは………えっと……ベルフェゴールさん。使い魔が長期間主と別行動をする事とかできないのですか?」

リィンの言葉を聞いて一瞬複雑そうな表情をしたエーデルはベルフェゴールに視線を向けて尋ねた。

「普通にできるわよ。ただ貴女の場合、”魔の衝動”を抑える為もそうだけど”裏の貴女”を自分で抑えられるようになるまでは定期的にご主人様の身体の中で長時間休む必要があるわよ。」

「”裏のエーデル先輩”って事は………」

「そ。さっきみたいにとてもエッチな”裏のエーデル”が出て来るわ♪今はご主人様の性魔術によって力が弱まったから引っ込んでいるけど、力を取り戻したらまた出て来てその娘の身体を乗っ取るでしょうね♪」

「…………………………えっと…………さすがにそれは私も困りますね……その……”裏の私”と話し合う事とかはできないのですか?例えば私の身体の主導権の時間を決めるとか。」

ベルフェゴールの説明を聞いた瞬間エーデルに性魔術を施した時の出来事を思い出したリィンは表情を引き攣らせ、エーデルは石化したかのよう固まった後我に返ると困った表情で尋ねた。



「”身体の主導権の時間を決める”って……”裏の自分”を抑えつける方法とかを聞かないのですか?」

エーデルの質問に驚いたリィンは信じられない表情でエーデルを見つめて問い
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