暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
外伝〜六人目の使い魔、”花の表裏姫”エーデル・ブルーメ〜
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…!?」

そしてベルフェゴールに促されたリィンは恐る恐ると言った様子で呟くと何とエーデルはベルフェゴール達のように光の玉になった後リィンの身体の中に入った!


(えっと……ここは?わ、私、どうなったの……?)

(ア、アハハ……結果的とはいえ、リィン様がエーデルさんとも結婚する事になったお蔭で、エーデルさんの未来は丸く収まるでしょうね。)

(ふふふ、そうですね。何せ今の彼女はご主人様の”使い魔”なのですから。)

(普通に考えたら他の男性の”使い魔”をしている上、しかもその男性と肉体関係の間柄である女性と結婚したいなんて奇特な男性はいないものね……)

(……何となくですが、こうなる気はしていました。)

リィンの身体の中に入ったエーデルが戸惑っている中、その様子を見守っていたメサイアの言葉にリザイラは静かな笑みを浮かべて頷き、アイドスは苦笑し、アルティナは呆れた表情をしていた。

(え?え?貴女達は一体……)

リザイラ達の念話を聞いてリザイラ達の存在に気付いたエーデルは戸惑いの表情をし

(え、えっと……エーデルさん、でしたわよね?私の名はメサイア。ベルフェゴール様と同じリィン様の使い魔です。その、大変言いにくい事なのですが今のエーデルさんは――――)

メサイアはエーデルにエーデル自身の状況を説明し始めた。



「……………………」

一方リィンは石化したかのように固まり

「うふふ、これで新しい使い魔兼ご主人様のハーレムに入る女の子が増えたわね♪おめでとう、ご主人様♪こんな状況でありながらもどさくさにまぎれて更に増やすなんて、さすがはご主人様だわ♪」

リィンの様子を微笑ましそうに見守っていたベルフェゴールはリィンにウインクをした。

「全然よくないだろう!?幾ら何でもエーデル先輩を使い魔にするなんて色々な意味で不味すぎるぞ!すぐにエーデル先輩との契約を解除するから、やり方を教えてくれ……!」

「あ、それは止めておきなさい。ご主人様と使い魔契約をしている事で、あの娘は正気を保っていられるのだから。」

「!?どういう事だ、それは……!?」

ベルフェゴールの口から出た予想外の話に驚いたリィンは血相を変えて尋ねた。



「魔族の血を引いているのならともかく、”人”が何の準備もなく魔族化なんてしたら普通なら正気を失って、暴走して破壊と殺戮を求める存在になるわ。だけどエーデルはご主人様の使い魔になった事で、そう言った”衝動”がご主人様の魔力によって制御されて正気を保つ事ができているの。―――当然、さっきみたいに自身の”力”を解放しても正気を保っていられるわ。」

「それは…………その、エーデル先輩が自分の力だけで制御する事はできないのか?俺が今まで恐れ
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