暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
外伝〜六人目の使い魔、”花の表裏姫”エーデル・ブルーメ〜
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娘だから、実家を継いで子孫を残す為にいつかは結婚しないといけないだろうしね。」

「あ………」

エーデルの話を聞いたリィンは辛そうな表情をし

「それにベルフェゴールさんの話だと、私が大人になったら、セレーネちゃんみたいに若い姿で長生きする事になるのでしょう?だから私の事情を知っている上異種族の人達を受け入れているリィン君しか、私を受け入れてくれる人はいないと思うの。」

「エーデル先輩……」

「それとね?…………できれば、私の”初めて”を奪った人に私を貰って欲しいの…………男の子のリィン君にはわからないかもしれないけど、女の子にとって”初めて”はとても大切なものなの。しかもリィン君にはファーストキスや後ろの初めても全部奪われちゃったし。」

話を終えたエーデルは顔を真っ赤にして俯かせた。

「う”っ……………その、エーデル先輩。本当に俺でいいんでしょうか?園芸部の部員であるセレーネと親しいのですから、俺の事も聞いていると思うのですが……」

エーデルの言葉を聞いたリィンは表情を引き攣らせて唸り声をあげた後疲れた表情でエーデルを見つめ

「ア、アハハ……うん、聞いているわ。リィン君は将来、アリサちゃんやセレーネちゃんを含めた多くの女の子達と結婚するのよね?だから、リィン君にとっては今更一人増えても問題ないでしょう?」

リィンの問いかけに苦笑しながら答えたエーデルはリィンに問いかけた。



「その…………実は色々と事情があって、アルフィン殿下とも結婚する事になったのです。」

「ええっ!?ア、アルフィン皇女殿下と……!?一体何があってそんな事になったの??」

そしてリィンは一通りの事情をエーデルに教えた。

「そっか…………―――でも、それならむしろリィン君が私とも結婚してくれたら、私にとってはありがたいかな。」

「え……どうしてですか?」

事情を聞き終えた後意外な言葉を口にしたエーデルの答えが気になったリィンはエーデルに問いかけた。



「リィン君も知っているとは思うけど、お父さん達も貴族連合に加担しちゃったからね…………普通に考えたら内戦を引き起こして皇家に歯向かった貴族連合に加担した貴族達は厳罰を降される事になるでしょう?でも私がアルフィン殿下と結婚するリィン君と結婚したら、”ブルーメ伯爵家”がエレボニア皇家と縁を結ぶ事になるからお父さん達に対する処罰も少しは軽くしてもらえるかもしれないと思ったの。」

「それは…………でも、それは先輩が貴族連合に誘拐されたから、仕方なく貴族連合に加担したのですから、情状酌量の余地はあるのではないでしょうか?」

「ううん……私の実家―――”ブルーメ伯爵家”は帝国西部―――サザーラント州に所属していてね……それでパトリック
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