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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第69話
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リィンとベルフェゴールの会話を聞いてある事を推測し、ジト目になったアルティナの念話を聞いたメサイアは苦笑したがすぐにある事に気付くと表情を引き攣らせ、静かな笑みを浮かべるリザイラの念話を聞いたアイドスは大量の冷や汗をかきながら答えた。

「―――わかったわ。それじゃあ、その娘を助ける為にその娘とご主人様を借りるわよ!時間がかかるけど、絶対にその娘を助けられるから安心して待っていなさい!」

そしてベルフェゴールは転移魔術を発動して自分とリィン、エーデルをどこかに転移させ

「お兄様!?」

「リィン達……一体どこに行ったのかしら……?」

「部長を助ける為って言っていたけど……何でわたし達の前から姿を消すんだろう?」

突然の出来事にセレーネは驚き、アリサとフィーは考え込んでいた。



「うふふ、なるほどね♪レン、あのお姉さんを助ける方法がもうわかっちゃったわ♪」

「……ま、まさかとは思うけど……いえ、提案した人がベルフェゴールさんだから、間違いなく”あの方法”なのでしょうね……」

「やれやれ……救命措置とはいえ、シュバルツァーがブルーメを救う為に必要以上に例の魔術を施さなければよいのだがな。」

「れ、”例の魔術”……??――――!?ハア……まあ、今回ばかりは仕方ないかもしれませんね……」

「フフッ、後で真実を知ったエリゼ達の反応が目に浮かびますわね。」

既にエーデルを助ける方法を察していたレンは小悪魔な笑みを浮かべ、プリネは表情を引き攣らせ、呆れた表情をしているレーヴェの言葉を聞いて呆けた後すぐに察したツーヤは疲れた表情で溜息を吐き、シグルーンは苦笑していた。



「とりあえず、今の内に待機している方々もこの場にお連れしたらどうでしょうか?ベルフェゴール様の話から推測すると、エーデル様を助ける為に少しばかり時間が必要との事ですし。」

「……そうね。―――エマ、手分けして他のメンバーを連れてくるわよ。」

「わかったわ、姉さん。」

そしてシャロンの提案に同意したクロチルダはエマと共に転移魔術を発動して、手分けして待機メンバーを新たな拠点となる場所に移動し始めた。



「到着っと。」

「アァァァッ!!」

一方転移魔術でリィン達が最初に拠点にしていた場所に到着するとエーデルはベルフェゴールに襲い掛かったが

「っと。はいはい、暴れないの。」

「アアァァッ!?」

ベルフェゴールは軽やかにエーデルの攻撃を回避した後一瞬でエーデルの背後に回り、吸収魔術でエーデルの力を大幅に奪って、エーデルを地面に倒れさせた。そしてベルフェゴールは短い詠唱をし、エーデルが倒れている地面に魔法陣を形成し、ベルフェゴールによって形成された魔法陣は光を放ち始めた
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