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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第67話
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元々彼は意味不明な存在でしたが、今までとは比べものにならないくらい意味不明ですね……」

「ええ……まあ、オリヴァルト皇子ならわかるかもしれないけど。」

ブルブランの説明を聞いたレンは真剣な表情で考え込み、アリサは疲れた表情で呟き、呆れた表情で呟いたツーヤの話にプリネは苦笑しながら同意した。



「ですが、色々と気になる情報がありますわね。」

「ああ……―――”怪盗紳士”。”とある御仁”とは何者で、その”計画”とやらはどんな内容だ?」

シャロンの言葉に頷いたレーヴェは目を細めてブルブランに問いかけたが

「フフ、それは君達が司祭殿の元に辿り着く事ができれば、わかる事さ。それにしても……”剣帝”や”死線”はともかく、まさか貴女まで彼らと共にいる事は正直驚いたよ、”蒼の深淵”殿。一体どんな心境の変化があったのやら。」

ブルブランは答えを誤魔化した後興味ありげな様子でクロチルダを見つめた。



「……今私が彼らと共にいるのは”蛇の使徒”としてではなく、”蒼の騎神”の”起動者(ライザー)”を導いた”魔女”としての責任を取る為よ。」

「姉さん……」

「フン……確かに反省はしているみたいね。」

クロチルダの答えを聞いたエマは微笑み、セリーヌは鼻を鳴らした後静かな笑みを浮かべていた。

「フフ、なるほど。しかし死してなお、こうして邂逅できるとは、これもまた”運命”という事だな、”姫君の中の姫君(プリンセスオブプリンセス)”よ……!」

「そんな”運命”はこちらから願い下げです。」

「それに例えそれが”運命”であろうと、貴方にあたしのパートナーであるマスターに指一本触れさせません……!」

「そのまま”冥き途”へと向かい、次なる生を受けていればいいものを……―――2度と貴様が転生しないように魂ごと滅してやろう。」

「クスクス、”ストーカー”はさっさと退治しなくちゃね♪」

「ええ。亡霊になってもなお、偉大なるメンフィル皇家の方をつけ狙う愚か者は魂ごと滅するべきですわ。」

「うふふ、この戦力差ならば楽勝ですわね♪」

「リィン君やレオン達に加えて”蛇の使徒”であるこの私相手に、”執行者”としての実力は中の下の貴方一人で私達に勝てると思っているのが、どれだけ愚かな事か思い知らせてあげるわ。」

酔いしれた様子のブルブランに視線を向けられたプリネは疲れた表情で答え、ツーヤとレーヴェはそれぞれ厳しい表情で答え、小悪魔な笑みを浮かべるレンの言葉にシグルーンは頷き、シャロンは微笑みながら答え、クロチルダは厳しい表情で答えた後それぞれ武器を構え、リィン達も続くように武器を構えた!



「まあ、待ちたまえ。私は私一人で君達とやり合うとは言っていないよ?」

「……ど
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