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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第65話
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フトを連携させて、次々と敵に怒涛の攻撃を叩き込んだ!

「これで終わりよ!襲爪雷斬!!」

「オオオオォォォォォ―――――ッ!?」

そしてダメージに耐えきれなかった敵は断末魔をあげ、人間の姿に戻った後地面に倒れた!



「何とか退けられたな……」

「うん……でも、まさか本当に人が悪魔みたいな姿の魔物に変身するなんて……」

「まるで悪夢を見ているみたいでした……」

戦闘を終えたガイウスは安堵の表情で呟き、エリオットとエリスはそれぞれ不安そうな表情で呟き

「”グノーシス”による魔人化(デモナイズ)は話には聞いていたけど、まさかあれ程の肉体変異(メタモルフォーゼ)を起こさせた上、中級悪魔クラスの力を持っているなんて正直今この目で見ても信じられない思いよ……」

「しかも自己再生能力なんて、前のクロスベル襲撃事件の時には無かったはずなのに、何で今回はあるんだよ〜……」

「……恐らくは”新型のグノーシス”によるものかもしれないな。」

「ええ……そしてその薬物を完成させる為に目の前の方達もそうですが、領邦軍や”C”、そして人体実験をされたという女子生徒に投与をした結果のデータを元に完成させたのでしょうね……」

「……ッ……!」

「エーデル部長…………」

セリーヌは驚きの表情で呟き、疲れた表情で呟いたミリアムの疑問にパントとルイーズはそれぞれ答え、ルイーズの推測を聞いたサラ教官は怒りの表情で唇を噛みしめ、セレーネは辛そうな表情をした。するとその時リィンは倒れたテロリスト達の状態を確かめた。



「よかった……気絶しているだけだ。かなり衰弱してるけど命に別状はなさそうだ。」

「ほっ………良かった。」

「例え相手がテロリストとは言えトリスタ奪還の時のように命を奪わずに済んで、本当によかったです……」

「フン、悪運の強い奴等だ。」

リィンの答えを聞いたエリオットとセレーネは安堵の表情で呟き、ユーシスは鼻を鳴らして呟いた。

「しかし”帝国解放戦線”のメンバーがこの場に現れた事で、唯一行方がわからない”帝国解放戦線”の残りの幹部がいる可能性も高くなりましたね。」

「”V(ヴァルカン)”か……ただでさえとんでもなく強いのに、さっきみたいな化物に変身したら手がつけられなくなるんじゃないか……?」

「―――もし奴が現れて魔人化(デモナイズ)したら、それこそ本気で奴を殺す気でやり合わないといけないわ。でないとやられるのはあたし達の方よ。」

エリゼの推測を聞いたマキアスは不安そうな表情で呟き、サラ教官は重々しい様子を纏って呟いた。

「…………―――先に進もう。わざわざ待ち伏せをしていたという事はもしかしたらこの辺に何かあるかもしれない。」


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