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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第64話
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―間違いなくかつて”特務支援課”が戦った時と比べて強くなっている証拠ですわね。」
「まさかこの私をも超える術式の結界を”D∴G教団”の司祭が展開できるなんて……!」
「多分”グノーシス”の強化によるものなのでしょうね……!」
「キャハッ♪戦いになったら楽しめる証拠だね♪」
結界を見たマキアスとユーシスは驚き、エマは信じられない表情をし、パントとルイーズ、シグルーンはそれぞれ真剣な表情をし、クロチルダとセリーヌは厳しい表情をし、エヴリーヌは凶悪な笑みを浮かべた。そしてヴァリマールとヴァイスリッター、パテル=マテルはそれぞれ結界に攻撃をしたが何と攻撃は弾かれた!
「ああっ!?」
「っ……ダメっぽい?」
「ヴァリマール達でダメならガーちゃんとクーちゃんでも……」
「――――…………」
「くっ、何か手は――――」
ヴァリマール達の攻撃が弾かれた事にエリオットは声をあげ、フィーとミリアムは厳しい表情をし、サラ教官は唇を噛みしめた。
「いや―――」
「――――ならば私と”剣帝”が何とかしてみせましょう。」
するとその時リィンが申し出始めようとするとリアンヌが申し出た。
「え…………」
「シル―――リアンヌさんとレーヴェさんがですか?一体どうやって……」
リアンヌの申し出にリィンが呆けている中、ツーヤが不思議そうな表情で問いかけた。
「貴女もご存知でしょうが”剣帝”が持つ
魔剣
(
レヴァンテイン
)
は”盟主”から授かった”外の理”の魔剣を元に作られた剣。そして私が持つ神剣(ルクノゥ・セウ)もかつての私―――シルフィアが持っていた神剣を強化した剣。それぞれの剣に秘められる”力”を解放し、同時に叩きつける事ができれば、例え”神”が展開した結界であろうと破壊できるはずです。」
「―――なるほどな。”聖”と”魔”。相反する属性をぶつける事で起こる爆発のエネルギーも利用すると言った所か。」
リアンヌの説明に納得したレーヴェは鞘から”魔剣レヴァンテイン”を抜いて”神剣ルクノゥ・セウ”を鞘から抜いたリアンヌと共に結界に近づき、リアンヌと同時に闘気を練り始めた!
「おぉぉぉぉぉ……ッ!!」
「ハァァァァァ……ッ!!」
二人がさらけ出す膨大な闘気によって周囲の空気が震えると大地は大きく揺れ始め、二人が持つ剣は凄まじい光を放ち続けた!
「「滅―――――ッ!!」」
そして二人が同時に強烈な一撃を結界に叩きつけると結界は崩壊した!
「おお……っ!?」
「結界が……!」
「うふふ、さすがは”結社最強”の”鋼の聖女”と”執行者最強”である”剣帝”の合わせ技ですわね♪」
「アリアンロードはともかくレオンが”執行者最強”
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