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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第64話
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望まないアリシア女王陛下達の為に……そしてリベールとエレボニアが良き友人であり続けられる為に私達も全力で協力させてもらおう。」

「……感謝する。」

リシャールの言葉を聞いたミュラー少佐は静かな笑みを浮かべて会釈をした。



「―――総員、今この場に現れた武装集団はリベールからの援軍だ!彼らと協力し、迎撃に当たれ!援軍を送ってくれたリベールの恩に報いる為にも一人たりとも絶対に後ろに通すな!!」

「リベールを愛する勇士達よ!愛する故郷を守る為に、今こそ共に力を合わせる時だ!貴族連合に……そして正規軍にも見せてやろう――――我らリベール王国の”誇り”を!」

「「イエス・サー!!」」

ミュラー少佐とリシャール、二人の勇将の号令にそれぞれ頷いて戦意を高めた兵士達は戦闘を再開した!

「フフ、”影の国”の件が終わってから更にどれだけ腕を上げたか見せてもらおう――――『剣聖』より受け継ぎし八葉の剣を。」

「フッ、それは私の台詞だ。こちらこそ、見せてもらうよ――――エレボニアの武の双璧の片翼を担う”ヴァンダール”の剣を。」

そして互いに口元に笑みを浮かべて視線を交わした二人は同時に突撃して戦闘を再開した!





同日、15:30――――



〜エレボニア帝国領・ジュライ特区上空〜



ハーケン街道で激戦が繰り広げられている中リィン達を乗せたカレイジャスはジュライ特区の上空に到着した。

「!あれは……!」

「魔煌兵!?何であいつらもいるのよ……!?」

「どういう事!?”煌魔城”が顕現もしていないのに、あんな数の魔煌兵がいるなんて……!幾ら何でも”D∴G教団”の秘術で、あれ程の数の魔煌兵の顕現をできる訳がないわ!」

カレイジャスの甲板からジュライ特区の様子を見て魔煌兵達がジュライ特区内を徘徊しているのを見たエマは血相を変え、セリーヌとクロチルダは信じられない表情で声を上げた。

「クッ……!エリゼ、ヴァイスリッターもいけるか!?」

「―――はい。いつでも出撃できます。」

「勿論パテル=マテルもいつでもオッケーよ♪」

ヴァリマールに搭乗しているリィンの声を聞いたヴァイスリッターに搭乗しているエリゼは静かな表情で答え、エリゼに続くようにパテル=マテルの傍にいるレンは不敵な笑みを浮かべて答えた。



「こうなったら、ヴァリマールとヴァイスリッター、それとパテル=マテルで……!」

そしてリィンが声を上げたその時

「―――その必要はありませんわ!」

地上から女子生徒の声が聞こえて来た!地上には既にカレイジャスから降りたフェリスを始めとしたトールズ士官学院の面々やデュバリィ達”鉄機隊”、そしてクレア大尉率いる”鉄道憲兵隊”がそ
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