2巻
織斑家での戦闘会議×《里》から知った真実
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いでしょう」
『勇者の一族は日本以外にも世界中のエリアを分割し、それぞれの担当エリアを守護しておりその内の一つが日本の《里》を敵に回せば必然的に世界中の勇者の一族を敵に回す。その辺りについてはどうなっています?』
「既にお父様のご指示にて、世界中の支社が勇者の一族を監視するそうです。蒼い翼は世界中にある支社には当然警察や諜報隊員がいますので、今更敵になろうともお兄様にとって戦う相手を敵と認識すれば問題ないです」
『なるほど、勝利後も考えているとなると今後に対しても問題なさそうだ。相手が「白虎」を持ち出そうと敵と認識した一真様、思いっきりブッ倒して下さい』
俺らは互いに答えて投影型の電話を切って、明日は休みなので早めに休んだ。決戦まで一週間だが、今のままでも充分勝てるけど一応澪や万理亜にも相手をしてもらう予定だ。対策や戦闘能力も俺と深雪らより下なので、地下二階にある鍛錬所にて相手を知る為の勉強会となった。
「柚希が持つ霊刀『咲耶』を駆使し、中遠距離戦闘を得意とする技タイプ。全応型剣士については澪と万理亜も知っての通りだが、高志や胡桃について情報を持っているんで共存したいと思っている」
「そうだね。今回戦うのは一真と深雪姉さんでも、情報共有した方が相手の事を知れて更に言えば今後私達の戦力にもなれるかもしれないしね」
「澪様もですが私も幾つか戦いのヒントにもなりますしね。あの槍やら勇者の一族に関する情報は一真さんが持っています」
「今から言う情報は《里》にいる諜報員からの情報であり、ほぼ真実に近い情報だと言う事です。お父様が報告を聞いた後、澪達に分かりやすく説明されます」
まず高志についてだが、アイツは五年前の俺と同じくスピードタイプで戦闘スタイルも高速槍使い(ランサー)だ。基本的には速度で攪乱しつつ、相手に接近しての攻撃がメイン。今と昔であれ、タイプが変わる事もなく能力タイプは本人の先天的な資質が大きく影響する。無論、後から他系統を鍛える事も可能だが本来の系統を上回るようなレベルにまで行く可能性は低い。
「と言う感じで、五年前の俺と今の俺でも実力的には最上級である。この間少しだけ相手したけど、槍を掴んでからの蹴りと重力による攻撃を防ぎきれなかった所を見るとまだまだ鍛錬不足の小僧にしか見えんよ」
「一真さんが持つ力の一つだと聞いてますが、一体どれくらいの力を持っているのですか?創造神と言えば全てを創った神だとは言え、他にも能力を持つ神だと言う事は聞いた事がありません」
「確かにお父様は創造神ですが、他の力は異世界にて習得した技です。なので気にしたら負けですよ、万理亜」
「そう言う事だ、得意分野として魔力なら深雪や澪に朱音達が得意でもある。得意分野の系統から有
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