12部分:第十二章
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第十二章
38.指揮の標準
司令の階級について言及しましたが軍は艦隊が基本単位です。これは現代の軍の師団を基本単位とするのを踏襲しています。十個分艦隊で一個艦隊です。一個分艦隊は千隻程度で司令官は少将です。百隻だと司令官は准将、十隻は大佐です。艦長は普通は中佐がなることになっています。ただし艦種によってはそうではありません。小さな艦艇では少佐が艦長である場合もあります。これは今の海軍の形式よりも陸軍のものを参考にしました。
39.軍の教育
士官の任命や教育は各国にそれぞれある複数の士官学校から入る場合と一般大学から入る場合が主流です。大学出身者は確実に将校になります。今の自衛隊では崩れていますが連合は志願者の問題もあってこうなっています。一般大学には軍事教育課程も存在しています。勿論他にも士官になるコースはあります。パイロットは全員士官でこれもアメリカ軍や自衛隊に倣っていますがパイロットになれば士官になれます。そして七つボタン出身者、つまり下士官候補生や少年学校生徒は下士官になって四年を経て部内試験を受けて士官になれます。これは少し前までの自衛隊の曹候補学生のシステムを参考にしています。即ち下士官候補生や少年学校は士官学校出身者や一般大学出身者、とりわけ士官学校出身者が高級士官になるのに対して彼等は中堅将校になることを意識して設けられたコースであることをそのまま現わしています。とはいってもそのまま下士官になる人達も多いです。一般から兵隊で入っても順調に階級を進めていって士官になれます。なお一般ですとか士官候補生や少年学校出身者に比べて下士官での昇進も遅いです。自衛隊を参考にして書いていますが自衛隊の入り口社会であるという一面もここで書いています。
40.軍の編成や交流
軍は第一次世界大戦の頃のイタリア軍の様に各国の出身者を集めてそのうえで軍を編成する方式ではなく第二次世界大戦の頃のイタリア軍の様にそうしたことを考えずあえて分散させて編成しています。また食事はあえて各国の様々な食事を出してそのうえで各国の文化の交流をさせているという一面もあります。そうした軍を通じての文化交流も行っています。また市民達との交流をかなり積極的に行いこれがメインの仕事の一つにもなっています。とにかく市民に理解してもらう軍を目指しています。この辺りは自衛隊をかなり念頭に置いて書きました。本当に自衛隊をモデルにすることが多いです。
とりあえずこうした調子です。連合という国家はこうした国家だと思って下さい。
連合について 完
2009・9・3
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