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英雄伝説〜菫の軌跡〜(零篇)
第二章〜クロスベル創立記念祭〜 第18話
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摘したレンにルークは呆れた表情で指摘し

「やん♪それは言わないお約束よ♪」

「相変わらずジェイドの旦那やアニスに負けず劣らずいい性格をしているぜ……」

「むしろあの二人と違って財力や人脈まである分、あの二人より厄介と思うわよ。」

ルークの指摘に笑顔で返したレンをガイとティアは呆れた表情で見つめていた。



「ふふっ………そう言えばパパたちはいつまでクロスベルにいるのかしら?」

「俺とレナ、セリカは明日の飛行船で帰国する予定だ。」

「確かレンは休みは今日までで明日からは仕事なのよね?」

「ええ。記念祭中は警察の仕事も相当増えるしね。お兄様たちはどうするのかしら?」

カシウスの後に問いかけたレナの問いかけに頷いたレンはルークに視線を向けて訊ねた。

「あー……一応記念祭の間は休暇は取っているんだけど、エステル達が忙しく働いているのにエステル達の”兄”の俺がのんびり休んでるのも兄としてどうかな〜って思っていてな。記念祭の2日目以降から最終日までの内2,3日はクロスベル支部を手伝うつもりだぜ。」

「あのルークが休みを返上してまで働く程の勤労意欲があるなんて…………!旦那様、奥様………!見違えるように成長したルークをこれからも見守ってやってください………!」

ルークの答えを聞いたガイは感動した様子で空を見上げ

「ガイ……幾らなんでも大げさ過ぎよ。」

「つーか、二人とも生きているのに死んだみたいな言い方をするなよな。」

ガイの様子をティアは呆れた表情で指摘し、ルークはジト目でガイを見つめて指摘した。



「ご主人様、ご主人様!勿論ボクもお手伝いしますの!それにご主人様の他の仕事仲間の人達にも挨拶をしたいですの!」

「当然俺も手伝うぜ。」

「勿論私も付き合うわ。」

「ったく、仕方ねぇな…………あ、そう言えばクロスベル支部にはエオリアがいたな………ミュウを見たら絶対アネラスみたいな反応をするだろうから、ミュウは今のうちに覚悟を決めておけよ。」

ミュウたちの申し出に苦笑したルークだったがある事を思い出すと冷や汗をかいてミュウに忠告した。

「みゅ?そこでどうしてアネラスさんが出てくるんですの??」

「あ〜……”そういう事”か。」

「うふふ、3人目の”同志”ができてよかったわね、お姉様♪」

「だ、だからあれはアネラスが勝手にそう呼んでいるだけで私はそんな怪しげな同盟に入っていないって何度も言っているじゃない!?」

ルークの忠告にミュウが首を傾げている中既に事情を察したガイは苦笑し、からかいの表情のレンに見つめられたティアは慌てた様子で答えた。



「ふふ…………それでレン、この後の祭の見物ではどこを案内してくれ
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