挫折の時間
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生徒ができることを先生ができない筈がありません」
「………このチートタコめ!!」
「これから先生のことkorotoと呼んでくれてもいいですよ?」
「タコの剣士ですね?分かります」
「ニュヤッ!?黒の剣士やブラッキー先生と呼んでくれていいですよ!ホラ、普段のアカデミックドレスも黒ですし!!」
「タコの剣士かデビルフィッシャー先生と呼べばいいんですね?分かります。と、殺センセーのせいで話が逸れた。陽斗、質問の答えだが―――」
「あー、大体は分かった。未調整だった渚達の疑似玉璽を調整して俺達が前に使ってた疑似玉璽と同じ性能――正規実用型疑似玉璽にしたってことでいいんだよな?」
「ああ。元々、試合開始前に渚達の戦LVが全員90超えたら調整する様、律に指示を出してたんだ。正規実用型疑似玉璽の所有者に相応しい戦LVだったら、疑似玉璽の性能を制限しておく必要も無いからな」
「ってことは、2セット目からはより一層気を引き締める必要があるって訳だ」
「ってか、俺は律の本体を改造したことのあるデビルフィッシャー先生が調整と調律をしてるから、冗談抜きで油断できなくなったと思ってるわ」
「………確かに」
取り敢えず、カルマを除く初代王組は視線を合わせると同時に頷き、2セット目から1セット目以上に油断せず試合に挑むことを誓った。
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