第三百三十六話
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第三百三十六話 占い方を決めて
赤音はジップ、ハリーと一緒にタロットの本を開いてそのうえで占い方について調べて勉強してだ、そしてだった。
二匹にだ、こう言った。
「一番オーソドックスなのがケルト占いね」
「そうね」
「大アルカナの占いだとね」
「この占いは何でも占えて」
「しかもわかりやすい」
「これかしらね」
使い魔達に言うのだった。
「やるなら」
「他にも色々あるけれどね」
「一枚だけ出して占ったりね」
「あと十二枚出して一年のサイクルで占ったり」
「五枚で占うとかね」
「色々あるわね」
「大アルカナだけの占い方でも」
ジップとハリーも勉強してみて話す。
「ここから何を出すか」
「それが大事ね」
「けれど一番いいのはやっぱり」
「ケルト占いかしら」
「そうね」
その通りだとだ、赤音は二匹に答えた。
「ここはね、それじゃあ」
「ケルト十字で占うのね」
「そうするのね」
「これからそれで調べるのね」
「葵姉さんのことを」
「そうするわね、じゃあそうしましょう」
赤音はこう言ってだ、そしてだった。
赤音はその大アルカナの二十二枚を取ってそうして混ぜだした、その混ぜ方はトランプのものと違い時々カードを反転させている。
「タロットは正と逆があるから」
「それで分けて」
「そうして混ぜて」
「それから十字にするわよ」
二十二枚のうちの十枚をケルト十字に置くというのだ。
「そうするわね」
「それじゃあね」
「今から」
「ええ、はじめるからね」
二匹に話してだ、かなりかき混ぜて。
一枚一枚教科書通りに置く、読みながら。
そのうえでだ、そのカード達をひっくり返して調べるとだった。
「ううん、これはね」
「ええ、何かね」
「雰囲気的にね」
二匹もそのカードの状況を見て言う。
「結果が出るまでわからないけれど」
「十枚目までね」
それでもと言う二匹だった、カード達はもうある答えを出していた。
第三百三十六話 完
2016・4・24
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