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「おばあちゃん、マユだよ。覚えてる?」
誰だか分からなかった。私はこの子の記憶さえ消してしまったのか。
「マユ。そっちにいっちゃだめ。こっちおいで。」
この声の主は誰なのだろうか。何故私とこの子を引き離そうとするのか。
「はあい。」
行かないでほしい。なぜだかそんな思いが胸に湧いた。
私は孤独なのだ。どうかおいていかないで。
あの子の背中が遠ざかり、朝日に包まれていった。
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