暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
外伝〜援軍の鼓動〜
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「わたし達が援軍として現れたらさぞ驚くでしょうね。」
「むしろ驚かない方がおかしいから。――――エイドスさん、一つ尋ねてもいいでしょうか。」
「ロ、ロイド……?」
セルゲイの質問に答えたエイドスの話を聞いたランディは目を丸くし、静かな表情で呟いたティオの言葉に疲れた表情で指摘した後真剣な表情でエイドスに質問するロイドをエリィは戸惑いの表情で見つめていた。
「ええ、構いませんよ。何を聞きたいのですか?」
「……何故ヨアヒム討伐の為に俺達を”護衛”という名目で同行させる事を決めたのでしょうか?」
「フフ、答えは到って単純ですよ…………――――ヨアヒムとの決着を今度こそ付けるべきメンバーの中にはかつてヨアヒムと雌雄を決した皆さんもいるべきと私が判断したからです。」
「あ…………」
「エイドス様……」
「わたし達の為でもあったのですか……」
自分自身の質問に答えたエイドスの話を聞いたロイドは呆け、エリィとティオはそれぞれ目を丸くし
「ハハ、ゼムリア大陸全土が崇めている”空の女神”にここまで御膳立てされたんだから、応えない訳にはいかないよな?」
「ああ……!エレボニアの人々の為に”新型のグノーシス”に対する特効薬の開発の為に今もエルファティシアさん達と一緒に試行錯誤しているセティ達の分も頑張らないとな……!」
「あの時は私はご一緒できませんでしたが、今度は私もご一緒します!」
「フフ、当然僕も付き合うよ。”星杯騎士”として……そしてかつての”特務支援課”のメンバーとしてね。」
ランディの言葉にロイドは力強く頷き、ノエルとワジもそれぞれ同行の意思をロイド達に示した。
「ロイド……キーアも一緒に行く!」
「キ、キーアちゃん!?ヨアヒムの狙いは貴女である事はわかっていて言っているの?」
未来のキーアの申し出を聞いたエリィは驚いた後心配そうな表情で尋ね
「うん……でもキーアのせいで、色んな人達に迷惑をかけてしまったもの……だからその償いの為にもキーアもヨアヒムを討伐するロイド達の手伝いをしたいの……!」
「みんな、おねがい……!今のキーアではみんなの力になれないけど未来のキーアならみんなの力になれるから、キーアの代わりに連れていってあげて……!」
「キーア…………」
未来と現代、それぞれのキーアの答えと嘆願を聞いたティオは複雑そうな表情をしていた。
「……フウ。今回ばかりは正直反対したい所だけど今俺達の目の前にいる未来のキーアは一人前の”大人”だ。だから未来のキーアがそう決めたのならキーアの親として俺達は未来のキーアの意思を尊重する。」
「ロイド……」
「まあ、実際未来のキー坊はロイド達より年上だもん
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