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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
外伝〜援軍の鼓動〜
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げた後気を取り直して尋ねた。
「実は”D∴G教団”司祭の悪霊―――ヨアヒム・ギュンターに”ゼムリアの裁き”を与える為にヨアヒムの元に向かう女神様の”護衛”を貴方達に務めて貰いたく、こうしてこちらまで足を運ばせて貰ったの。」
「ハアッ!?」
「ヨ、ヨアヒムに裁きを与える為って……確かヨアヒムは今エレボニアにいるんですよね?女神様はともかく、クロスベル所属の私がエレボニアの許可なくそんな事をすれば、不味くありませんか?」
ルフィナの説明を聞いたランディは驚きの表情で声をあげ、ノエルは戸惑いの表情で呟いた後不安そうな表情で推測した。
「まあ、その心配はする必要はないと思うよ。だって衰退したエレボニアが今のクロスベルに文句を言って、戦争を仕掛けるような余裕はないだろうしねぇ?」
「というかエイドスさんの”護衛”って……”ゼムリア大陸自身”が味方というまさに”ゼムリアのチート”と言ってもおかしくないエイドスさんに護衛なんていらないと思いますし、アドルさん達やケビンさん達もいるのに、どうしてわたし達なのですか?」
「ティ、ティオ。」
「フフッ、その呼び名も懐かしいな……」
ワジは口元に笑みを浮かべ、ジト目でエイドスに指摘するティオの言葉を聞いたロイドは冷や汗をかき、ツァイトは苦笑し
「ムッ……私程ではないとはいえ、常に七耀脈の加護を受け続けている貴方達”眷属”も”ゼムリアのチート”なのですから、貴方も人の事は言えないんじゃないですか?それに”零の至宝”の力を得ていた頃のキーアさんの方が私よりも”ゼムリアのチート”だと思うのですけど。」
「お前のような”存在自体が反則同然の規格外の中の規格外”と私達を比べるな。」
「ア、アハハ…………確かにあの頃のキーアはそう言われてもおかしくないね……」
「?ねえねえ〜、”チート”ってどんなイミ〜?」
ジト目でツァイトに指摘するエイドスの凄まじい発言にロイド達は冷や汗をかいて表情を引き攣らせ、ツァイトは呆れた表情で答え、未来のキーアは苦笑し、キーアは首を傾げた後ロイド達に尋ねた。
「あー…………話を戻しますが、一体何で”空の女神”自らそんな事をする事になって、しかも”
守護騎士
(
ドミニオン
)
”もいるのに、ウチの連中を連れて行きたいのでしょうか?」
その時セルゲイが疲れた表情でエイドスに問いかけをした。そしてエイドスとルフィナはレクター少尉とした取引―――”グノーシス”を投与された被害者達の治癒の協力の”見返り”としてエイドス達に加えて、ロイド達もヨアヒム討伐参戦をエレボニアが無条件で受け入れる事を条件にした事を説明した。
「……………………」
「な、何て無茶苦茶な取引…………」
「まあ、その無茶を通じさせるのが
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