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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
外伝〜援軍の鼓動〜
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ば女神……いえ、”人として”エレボニアの依頼を受けるべきかと愚考いたします。勿論エイドス様のゼムリア大陸に滞在される限られた僅かな貴重な時間の一部をエレボニアが独占する事になるのですから、当然エレボニアはその見返りを用意すべきですがエイドス様もご存知の通り、エレボニアはメンフィルとの”戦争回避条約”によって様々なものが失われる事になります。なのでエレボニアに住まう民達の為にも、あまり厳しい条件を求めない事は女神以前に”人として”当然の選択だと思われます。」
するとその時ルフィナが必死で言葉を選びながらエイドスを見つめて指摘した。
「そのくらいの事は言われなくてもわかっていますよ。というかハーメル公表の件に関してはルフィナさん達も知っていると思いますがオリヴァルト皇子が呑んだ条件以上の事を求めるような人として最低な真似はしませんよ。」
「……オリヴァルト殿下が?あの、エイドス様。お手数ですがその件についての詳細な話を教えて頂いてもよろしいでしょうか?私はクロスベルが解放されるまでクロスベルに潜伏していた為、オリヴァルト殿下がエイドス様とどのような取引を行ったのか把握していないのですが……」
エイドスの答えを聞いて目を丸くしたレクター少尉は困惑の表情で尋ねた。そしてエイドス達はオリヴァルト皇子との取引について説明した。
「……………………(や、やられた……!あの放蕩皇子、”革新派”―――いや、オッサン直属の俺達の手綱を握って、勝手な事をさせない為にエレボニアの領土を削り取ってでも俺らにとって一番不利になる条件を交渉や反論もする事なく呑みやがったな……!)」
事情を聞き終えたレクター少尉は内心様々な思いを抱えながら石化したかのように固まっていた。
「その様子では何か反論がおありなのですか?」
「い、いえ。エイドス様の仰る通り、せっかくエイドス様がエレボニアの混乱を鎮めようとしてくださっているのに、恩人であるエイドス様を裏切るような余りにも罪深い事を行えば、それこそエイドス様の代行者である”星杯騎士”から”天罰”が降されてもおかしくありません。これからは心を入れ替えて祖国の為に身を粉にして働く所存です。それで話を戻しますが……ハーメル公表の件はそれでいいとしまして、残りの”グノーシス”を投与された被害者達の治療の協力に対する条件はどのような条件でしょうか?」
「それは―――――」
1時間後、”特務支援課”のビルにルフィナを伴ったエイドスが訪れていた。
〜1時間後、特務支援課〜
「こんにちは。」
「へ……」
「エ、エイドス様……!?一体何の御用でこちらに来られたのでしょうか?」
ビル内に入って来たエイドスに気付いたロイドは呆け、エリィは信じられない表情で声を上
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