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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第62話
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様……エリス……」
レンの言葉にそれぞれ答えたエリスとリィンをエリゼは嬉しそうな表情で見つめ
「フフッ、陛下のお優しい所も相変わらずですね。」
「…………例え戦争をした相手であろうと国際的にも問題になった犯罪者によって窮地に陥った国の弱味を付け込むような薄汚い真似等誇り高き”闇夜の眷属”のする事ではない上、メンフィルが掲げる理想が遠のくと判断しただけだ。」
リアンヌに微笑まれたリウイは静かな表情で答えた。
こうして……メンフィル帝国の協力を取り付ける事ができたエレボニアはヨアヒムによって引き起こされた数々の問題解決に向けて行動を開始した。
オリヴァルト皇子を始めとしたエレボニア皇族達と護衛のアルゼイド子爵、仲介役のトヴァルはバリアハートの転移門でロレント郊外のメンフィル大使館に転移した後エクリア達が操る飛竜たちによってグランセルまで送られ、アリシア女王達に説明を行う事になり……ガレリア要塞跡に駐屯しているクレイグ中将率いる”第四機甲師団”は”グロリアス”によってエレボニアとリベールの国境であるハーケン門近郊まで移送される事になり……ナイトハルト少佐率いる”第四機甲師団”の部隊は”パンダグリュエル”によってジュライ特区近郊まで移送される事になった。
そして――――リィン達”Z組”を含めた”トールズ士官学院”とクレア大尉率いる”鉄道憲兵隊”はカレイジャスに乗船し、正規軍より先行してジュライ特区の救援を行う事になり……リィン達”Z組”とエリゼやシャロンを始めとした”協力者”達はジュライ特区郊外にあるヨアヒム・ギュンターが潜伏している”ジュライロッジ”に突入し、ヨアヒムの討伐並びにヨアヒムの元にいると思われる人質達の救出とカイエン公の拘束を行う事になり……リィン達を乗せたカレイジャスはヨアヒムの手によって占領されたジュライの市民達を救う為……そして真の意味で内戦を終結させ、再びゼムリア大陸を混迷に導こうとする”D∴G教団”を今度こそ滅ぼす為にジュライ特区に急行した……!
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