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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第61話
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……その口ぶりだと気付いていて、黙っていたんですね……」

「え〜……何でエヴリーヌ達がそんなめんどくさい事を。第一エヴリーヌはその”ジュライ”って所に行った事がないから転移できないし、リベールに転移したいんだったらバリアハートにある転移門を使えばいいじゃん。」

感心している様子のレンを見たツーヤは呆れた表情をし、エヴリーヌはめんどくさそうな表情で呟いた。



「バ、バリアハートの転移門……ですか?」

「そんなものがある話等今まで聞いた事はないが……まさかバリアハートをメンフィルが占領して以降に設置したものなのか?」

エヴリーヌが呟いた言葉を聞いたエマは戸惑い、ユーシスはプリネを見つめて尋ねた。

「はい。ユミルやケルディック同様バリアハートにも転移門が設置されてあります。ちなみに転移先はユミルとリベールのロレント郊外にあるメンフィル大使館です。」

「えっ!?」

「ユ、ユミルとまで繋がっているのか!?」

プリネの答えを聞いたエリスとリィンはそれぞれ驚いた。



「以前にも説明しましたがエレボニアと戦争状態に陥った事でユミルが最重要防衛地点とされた為ユミルにも設置されたとの事ですわ。」

「まあ、いずれクロイツェン州の統括領主になるシュバルツァー家の実家があるユミルとの移動をしやすくする為でもあると思うがな。」

「それは…………」

「………………」

「――――二人とも、俺に気を使う必要はない。それより今はリベールとの件だ。」

「確か”戦争回避条約”の”妥協案”にサインした時にメンフィル帝国領にある転移門の使用も許可するって言っていたから、今も使わせてもらえるんだよね?」

シグルーンとレーヴェの説明を聞いたリィンとエリスは複雑そうな表情でユーシスを見つめ、ユーシスは動じる事無く答え、ミリアムはプリネ達を見つめながら尋ね

「そ、そう言えばそんな話もあったな……」

「カレイジャスを使って活動していたオレ達は使った事が無いから、正直忘れていたな……」

ミリアムが呟いた言葉を聞いたマキアスは冷や汗をかき、ガイウスは苦笑していた。



「……メンフィル大使館…………―――プリネ姫。以前リィンさんから教えてもらったのですが……メンフィル大使館への転移はメンフィル大使館側の許可が必要との事ですが。」

「ええ。少々お待ちください。今お父様に連絡を取ってパンダグリュエルの件も含めても許可を取りますので――――」

「―――その必要はない。」

クレア大尉に尋ねられたプリネが通信機を取りだしたその時、何とリウイがペテレーネを伴ってリィン達に近づいてきた。



「あら。」

「リウイお兄ちゃん♪」

「お父様!?それにお母様もど
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