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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第61話
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属艦になったのですからメンフィル帝国の協力がない限りその案は不可能ですわね。」
ナイトハルト少佐の言葉に続くようにシャロンは静かな表情で答えた。
「…………あの……レン姫。ここにいる正規軍をパンダグリュエルでジュライ特区まで運んで頂くだけで構いませんので、どうか御力を貸して頂けないでしょうか?勿論、状況が落ち着いた後に”代償”も支払うつもりです。お願いします……!」
「セドリック………レン姫、わたくしからもどうかお願いします……!」
「フフ、二人ともこの内戦で見違える程成長したね。レンく―――いや、レン姫。どうかジュライ特区の民達を救う為にパンダグリュエルで正規軍を運ぶ事を取り計らって頂きたい。どうか、この通りだ……!」
レンを見つめて頭を下げるセドリック皇太子とアルフィン皇女を静かな笑みを浮かべて見つめたオリヴァルト皇子は真剣な表情でレンを見つめて頭を下げた。
「エレボニア皇族の皆さん直々に頭を下げてもらったんだからさすがに応えない訳にはいかないわね……と言いたい所だけど、悪いけどレンに”パンダグリュエル”に指示できる権限はないから、レンでは”パンダグリュエル”に正規軍をジュライ特区まで運ぶような指示はできないわ。」
「当然私もそんな権限は持っていません。申し訳ございません……」
頭を下げられたレンは疲れた表情で答え、レンに続くようにプリネは申し訳なさそうな表情で答えた。
「そ、そうなの!?」
「プリネはまだわかるけど、”殲滅天使”にまで”パンダグリュエル”の指示権を持っていないなんておかしくない〜?確か”殲滅天使”って現メンフィル皇帝の代理なんだよね?だったら、”パンダグリュエル”の指示権も当然持っていると思うんだけど〜。」
「口を謹んで下さい、ミリアムちゃん!」
二人の答えを聞いたエリオットは驚き、不満げな表情でレンを見つめるミリアムにクレア大尉は声をあげて注意した。
「レンがシルヴァンお兄様の代理権を持っていたのはみんなの前で戦争回避条約とかを提示した時までよ。だから今のレンでは”パンダグリュエル”に指示できないわ。指示をできるとすればパパかシルヴァンお兄様、後はリフィアお姉様ね。」
「あ、あの……”パンダグリュエル”を使わなくてもエヴリーヌ様やベルフェゴール様達の転移魔術でリベールかジュライ、どちらかに送ってもらうというのはどうでしょう?」
「そうか……!その手があったな!」
「しかも”殲滅天使”も含めて転移魔術ができる人が複数いるから、両方とも可能だね。」
レンの後に答えたセレーネの提案を聞いたマキアスは声をあげ、フィーは真剣な表情でレン等転移魔術ができる者達を見回し
「へえ?まさかそこに気付くなんてね♪」
「レンさん
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