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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第61話
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クローディア王太女殿下と個人的に親交のあるオリヴァルト殿下だけでなく、現エレボニア皇帝であるユーゲント陛下か皇位継承権を持つセドリック殿下やアルフィン殿下の説明も必要になるかと思われます。」

「という事は兄上だけでなく僕達か父上もリベールに向かう必要があるという事ですね。父上達はメンフィルに対する保証の為に現状バリアハートから動けない状況ですから、僕達が行くべきですね。」

「当然わたくしもエレボニアとリベールが戦争にならない為にもお父様達の代わりにリベールに向かいますわ!」

「問題は3時間以内に殿下達をリベールに送り届ける”手段”だが……」

「―――カレイジャスでリベールに向かうべきかと思いますわ。カレイジャスが出せる最高速度でしたら、3時間以内でリベール王国の王都グランセルの到着は容易に可能ですわ。」

「そうね……トリスタからルーレまで1時間くらいで行けるカレイジャスならリベールまでもすぐに行けるわね……!」

パントの説明を聞いたセドリック皇太子とアルフィン皇女がそれぞれ決意の表情で答えるとアルゼイド子爵は真剣な表情でカレイジャスを見つめ、アルゼイド子爵に続くように答えたシャロンの話を聞いたアリサは真剣な表情で呟き

「フム……他は何をすればいいのかな?」

オリヴァルト皇子は納得した様子で頷いた後続きを促した。



「二つ目はパルムに駐屯している正規軍に連絡して彼らをハーケン門方面に進軍させ、リベールに侵攻しようとする貴族連合の残党を貴族連合の残党を操る術者であるヨアヒムを討伐するまで喰い止める事です。勿論ハーケン門に駐屯しているリベール軍にも前もって連絡や説明をする必要はありますが。」

「……問題はパルムに駐屯している部隊だけで貴族連合の残党を喰い止められるかどうかですね。」

「それに肝心のヨアヒムを討たない限り、貴族連合の残党は例えどれだけ傷つこうとも戦闘を続けるでしょうね。」

パントの話を聞いたシグルーンとサラ教官はそれぞれ厳しい表情で考え込み

「ねぇねぇ、クレア〜。ヨアヒムの居場所はまだ判明していないの〜?」

ミリアムは真剣な表情でクレア大尉に尋ねた。



「―――いえ、ヨアヒム・ギュンターが潜伏していると思われる居場所は既に判明しています。」

「ほ、本当ですか!?」

「―――まさか僅か一日でかつては西ゼムリア大陸の国家が血眼になって探した”D∴G教団”の居場所を探り当てるなんて、さすがは”鉄血宰相”直属の”情報局”ね。」

「それでヨアヒムはどこにいるの?」

クレア大尉の口から語られた驚愕の事実にマキアスは驚き、クロチルダは情報局の手際に感心し、フィーは真剣な表情で尋ねた。

「―――ジュライ特区郊外にあるかつての”D∴G教団
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