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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第61話
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葉に呆けたアルフィン皇女は不安そうな表情をした後エリスに尋ねた。
「そ、その……姫様、セドリック殿下。お二人ともお気を確かにして聞いて下さい――――」
そしてエリスはリィン達と共に事情を説明した。
「そ、そんな……ようやく内戦が終結し、メンフィル・クロスベル連合の侵攻を中止する事ができたのに、今度はリベール王国と戦争になるかもしれないなんて……」
「リベールのアリシア女王陛下は”不戦条約”を提唱した事からして恐らく他国との外交問題が発展した際”戦争”をできる限り避け、話し合いで外交問題を解決する傾向だと思われる為、幾ら貴族連合の残党がリベールに侵攻したとしてもすぐにはリベールと戦争状態に陥らないと思うのですが……」
「で、でも……”百日戦役”の件があるし、幾ら女王陛下が戦争に反対していても、周りの人達の反応を考えればわからないよ……?」
「”百日戦役”でエレボニアはリベールに多くの被害をもたらしたからね……」
事情を聞き終えた後悲痛そうな表情をしているアルフィン皇女にアンゼリカは自身の推測を答え、トワとジョルジュはそれぞれ不安そうな表情で考え込み
「―――例えリベールと戦争にならなかったとしても、謝罪は当然として賠償もする必要があるだろうね。」
「ただでさえメンフィルへの賠償やエレボニアの復興の為にエレボニアから多くの財産が失われる事になるんだから、これ以上の賠償は防がないと幾ら”救済条約”で多額の金を受け取っても、将来的に考えればエレボニアの財政は不味い事になるんじゃねぇのか?」
「それにリベールに賠償することになったとしても金銭だけで済めばまだいい方よね……」
「そうですね……ただでさえエレボニアは”百日戦役”の賠償もしていませんから、恐らく金銭だけで済ます事は難しいでしょうね。」
「……最悪はメンフィルの時のように半分以上も削り取られたエレボニアの領地の一部をリベールに贈与する事になるかもしれんな。」
「パント卿。何かいい案はないでしょうか……?」
オリヴァルト皇子とトヴァル、プリネとツーヤ、そしてユーシスのそれぞれの推測を聞いて辛そうな表情をしていたセドリック皇太子は懇願するかのような表情でパントを見つめた。
「………………まず一つは貴族連合の残党がリベールに侵攻する前にエレボニア皇族がアリシア女王陛下、あるいはクローディア王太女殿下に事情の説明をする必要があります。貴族連合の残党がリベールに侵攻する前に事情をリベールが知っていれば、少なくても戦争に発展する可能性を大きく減らせます。ただしヨアヒム・ギュンターの発言を考えれば今から約3時間以内に実行する必要がある上、リベールの王族の方達だけでなくリベール王国政府も納得させる為にもアリシア女王陛下や
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