暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第60話
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
りリベール軍はあのカシウス准将が率いている上リベール軍の主力は空軍だから、例え相手が最新の戦車である”アハツェン”をも圧倒する機甲兵の部隊であろうとそう簡単にリベールに侵攻はできないでしょうけど……」

「……リベール軍と貴族連合の残党―――エレボニア軍が戦闘をした時点でリベールとの国際問題が発展しますね……」

「いや、それは大丈夫だ。先日第七機甲師団がパルムを奪還したから、食い止められるはずだ。」

プリネの後に呟いたツーヤの推測を聞いたトヴァルは静かな表情で答えた。



「ハハハハハハハッ!無駄さ!”真なる叡智”に”到った”僕の魔導の前ではそんなもの、意味はないよ!」

「一体どういう意味でしょう……?」

「単にわたし達が取引に応じるように出鱈目を言っているだけだと思うよ。」

狂気の笑みを浮かべて笑うヨアヒムの様子を見て不安そうな表情をしているエリスにフィーは呆れた表情でヨアヒムを見つめながら指摘し

「…………―――!まさか……転移魔導でパルムの防衛を突破するつもり……!?」

「て、転移魔導って……!」

「―――なるほどな。それならばパルムの防衛部隊と交戦せずにリベールに侵攻できるな。」

「ちょっ!?そんなの反則だよ〜!」

ヨアヒムの言葉の意味を察したクロチルダは血相を変え、クロチルダの言葉を聞いたアリサは信じられない表情をし、レーヴェは目を細めて呟き、ミリアムは驚いた後頬を膨らませてヨアヒムを睨んだ。



「確かにエヴリーヌ達が使っている転移魔術ならば瞬時にどこにでも行けるな……」

「―――ありえないわ。幾ら”グノーシス”で魔力を強化しているとはいえ”神格者”や”魔神”みたいな”超越者”でもないのに”軍隊”みたいな大規模な人数を転移させるなんてたった一人の術者だけでは無理だし、できたとしても相当な時間がかかるわ。」

「そだね。エヴリーヌはやった事がないからわからないけど、エヴリーヌみたいな”魔神”でもそんな大勢を転移させるなんて結構時間がかかるよ。」

ガイウスの意見を呆れた表情で否定したレンの話に頷いたエヴリーヌは静かな表情で答えた。

「―――お二人の言う通り、例え”超越者”と言えどたった一人で大規模な人数を転移させるには相当な時間がかかります。それは貴方も同じなのではないですか……?」

「…………フン、確かにそれは認めるが、それは君達も同様――――貴族連合の残党がリベールに侵攻するのを防ぐ為にすぐに駆け付けて、リベール軍と貴族連合の残党が戦闘をする前に食い止めるのなんて不可能だろう?」

「そ、それは……」

真剣な表情をしているエマの質問に答えた後凶悪な笑みを浮かべたヨアヒムの言葉を聞いたセレーネは不安そうな表情をし

「クク…
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ