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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第60話
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するとその時アリサ達の背後から現れたトヴァルとオリヴァルト皇子が同時に広範囲アーツを発動して多くの兵士達を攻撃した!
「なっ!?オリヴァルト殿下にトヴァルさんまで……!?」
「そ、それに……正規軍もやっと来たよ……!」
オリヴァルト皇子達の登場にマキアスが驚いている中、オリヴァルト皇子達の背後から近づいて来るナイトハルト少佐率いる第四機甲師団の部隊を見たエリオットは明るい表情をした。
「―――総員、これより貴族連合の残党の制圧を開始する!ただし殺さず捕縛に留めろ!」
「イエス・サー!!」
「これより正規軍の援護を開始します!足を優先的に狙い、機動力を奪うように!」
「イエス・マム!!」
ナイトハルト少佐の指示によってアハツェンから降りた兵士達はそれぞれヨアヒムが操る貴族連合の残党の兵士達の戦闘を開始し、鉄道憲兵隊も続くようにクレア大尉の指示によって正規軍と共に貴族連合の残党の捕縛をし始めた。
「ナイトハルト教官……!」
「来てくださったんですか……!」
「おいおい……百人力すぎだろ!」
ナイトハルト少佐の登場に学生達はそれぞれ明るい表情をした。そして鉄道憲兵隊や正規軍が貴族連合の残党の兵士達を協力して捕縛している中、地面に膝をついているヨアヒムにアルゼイド子爵が剣の切っ先をつきつけ、サラ教官とオリヴァルト皇子はそれぞれヨアヒムの頭の左右に銃口をつきつけていた。
「お、おのれ……!」
「―――どうやら万策尽きたみたいね?」
「それに例えどのような策を弄しても全て我らが打ち砕く!」
「―――ようやく内戦が終結し、メンフィルとクロスベルとの戦争も回避できたエレボニアをこれ以上君の野望によって、混迷に導くことは私達が許さない。キーア君の事は諦めて大人しく成仏したまえ。」
悔しそうな表情をしているヨアヒムにサラ教官は不敵な笑みを浮かべ、アルゼイド子爵とオリヴァルト皇子はそれぞれ厳しい表情でヨアヒムを睨みつけていた。
「ククク……そんな事を言っていられるのも今の内さ。何せ今度はエレボニアはリベールと戦争をする事になるのだからね!」
「!!」
「何だと!?」
「リベールと戦争って……まさか!?」
「―――なるほど。リベールとの国際問題を発生させ、リベールとの国際問題が発展させない事と引き換えにキーア様を自分に引き渡してもらう事がヨアヒムにとっての”本命”だったのですね。」
ヨアヒムが語った驚愕の事実にオリヴァルト皇子は目を見開き、ユーシスとリィンは驚き、シャロンは真剣な表情で呟き
「ユミルの件を知ったリベールはユミルの二の舞にならないようにハーケン門の守備を固めているとの話は聞いているし、何よ
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