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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
第85話
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「みんなは私が守るわ!星芒よ!我が呼びかけに応え、今こそ我等を護りたまえ!オリンポスの星護壁!!」

サティアが大結界を貼って”破戒の目覚め”による超越したエネルギーを受け止めた!

「何……!?」

自分の攻撃を防がれた事にイグナートが目を見開いて驚いたその時!

「季節を運び、時には大地を、海を、空を荒らす風よ………今こそ吹き荒れよ!暴風のルーン!!」

マスターアーツ―――”勝利のルーン”の発動を続けていたノイが一度だけ魔法攻撃を全て跳ね返し、さらに発動している間、仲間全員の魔法攻撃力を上昇させ続けるマスターアーツ―――暴風のルーンに切り替えて発動した!するとサティアの大結界によって受け止められたエネルギーは逆風を受けたかのように、イグナートに向かって行った!

「なっ……あれを反射しただと!?オォォォォォ――――ッ!?」

自分の攻撃が跳ね返された事に驚いたイグナートは自分に向かって来た超越したエネルギーを4本の腕から結界を展開して受け止め続けたが

「!今が、チャンスなの……!アルゴール!力を貸して!ラグナドリオン!!」

隙ができた好機を見逃さなかったノイが”暴風のルーン”の発動をやめて、”管理者”の力を借り、超越した威力を叩き付けるアーツを放った!ノイのアーツによって召喚された”管理者”の一人―――幻影のアルゴールは天高くに現れ、詠唱をした後なんと巨大な槍になった!すると槍の周囲からすざましい雷が発生して、雨のようにイグナートの周囲に降り注いだ後、槍は回転しながらイグナートに襲い掛かった!

「なっ……ガアアアアアアアアアアアアアッ!?」

空から襲い掛かって来た槍に気づいたイグナートは驚いた瞬間、結界を貼り続ける力が弱まったため、跳ね返って来た自分の技に呑みこまれ、さらに槍に貫かれると同時にすざましい雷を受け、大ダメージを受け

「グッ……!?」

巨体を揺るがせ、剣を地面に立てて膝をついた!



「今だ!全員、全力を持ってたたみかけろ!」



イグナートの様子を見たリウイは号令をかけた!するとリウイと共に、エステル、アドル、ナユタ、セリカ、ウィル、ヴァイスは並んで武器を構えて同時攻撃を放つ構えをし、イグナートの大技を防ぎ、反撃をしたサティアとノイ以外の者達はSクラフトや協力技(コンビクラフト)を放つ構えや詠唱をしたり、終えた者達は放ち始めた!



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