暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
第84話
[8/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
フィエッタを見つめた。

「……”影の国”に取り込まれた貴男にはわからないでしょうけど”ルア=グレイスメイル”は滅びました。”ルア=グレイスメイル”が滅んだ以上………私が貴男に従う意味もなくなりました。それに……私は決めました!貴男に孕まされ、生まれて来た娘に優しさを教えてくれた愛しい方が目指す”理想”の為に………今も生きる同胞達が闇の住人におびえる事なく、共に手を取って平和に暮らして行く為に………貴男によって穢されたこの身体と貴男には穢しきれなかったこの心を光と闇の共存を謳うメンフィルの気高き”皇”―――リウイ陛下に捧げると!だからもう貴男には従いません!」

一方見つめられたシルフィエッタは悲しみの表情で涙を流しながら体を震わせ、静かに呟いた後、決意の表情でさまざまな種族や神、魔神との交流によって比類なき技術力を手に入れたウィルの手によって創られた杖―――本来ならエルフの神”ルリエン”の”神格者”だけが持つ事を許されている自らの武器―――”ルリエンの神杖”を構え

「母様と一緒に幸せに暮らして行く為に……過去の男はさっさと消えなさい!」

セオビットはウィルによって創られた光のエルフの神である”ルリエン”と闇のエルフの神である”ヴァスタール”の力を―――”正”と”負”の力を両方宿した神剣―――グランスリヴァイバーから膨大な聖気と邪気を纏わせながら構えた!

「フン……どうやら後で”調教”を徹底的にし直す必要があるようだな………まあいい。利用価値の高い者達を連れて来た事はほめてやろう。………利用価値がある者達は生かしておいてやろう。後で我が糧となるがいい。」

一方イグナートは嘲笑した後、玉座から立ち上がって4本の腕に剣を召喚して構えた!するとイグナートの周囲に巨大な合成獣(キメラ)達が次々と現れ始めた!



「我が”覇道”と”戦友”の為に……貴様は消えるがいい!”破戒の魔人”!!」

「我が名は、古の女神アストライア!かつては夜空に星を眺め、今は地に人を見る者!既に”人”ではなく、”人”にも戻れない哀れなる”魔”よ………これより重ねた罪を我が天秤により裁きましょう。」

「……俺やサティア達を狙う者は例え神であろうが魔神であろうが、斬る。……それだけだ。………来い、ハイシェラ!」

そしてリウイとサティアと共に武器を構えたセリカはハイシェラを召喚し

「”星杯騎士”としてあんたのような”外法”を見逃す訳にはいかへんな。………っおおおおおおおおおおおッ!!……今更やけど貴様を”外法”と認定し、空の女神(エイドス)の名の元に滅する。祈りも悔悟(かいご)も果たせぬまま!千の棘をもってその身に絶望を刻み!塵となって無明の闇に消えるがいい!!」

さらにケビンは”聖痕”を顕し、”聖痕”の力を纏ってすざましい殺
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ