第84話
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けた後、次々と現れる敵達を警戒しながら不敵な笑みを浮かべて呟き
「………ああ。これでお前の俺がイリーナの魂を解放した”礼”もなくなったな。」
リウイの言葉を聞いたセリカは静かに呟いた。
「フッ。まさかかつては命を狙っていた者によって、長年求めていたイリーナと再会できる切っ掛けになったとはな……”運命”とは皮肉なものだ。」
「……………………」
そして口元に笑みを浮かべて静かに呟いたリウイの言葉を聞いたセリカは何も答えず、黙ってリウイに視線を向けていたが
「………少しだけお前の気持ちがわかった気がする。」
「何?」
静かな口調で呟き、セリカの言葉を聞いたリウイは眉を顰めてセリカに視線を向けた。
「……”影の国”でサティアと出会い、そして愛し合ってわかった……愛しい者を失えば、どんな手段を持っても再び出会いたいと。」
「………そうか。………それで?お前が愛する女―――”正義の大女神アストライア”はどうするつもりだ?……今回の件が解決すればかの女神との別れる事は明白なのは、わかっているのだろう?」
セリカの言葉を聞いたリウイは静かに頷いた後、最後方で集中し続けているサティアに視線を向けた後、セリカに尋ねたが
「……お前に教える必要はない。それにあいつは”アストライア”ではなく、”サティア”だ。」
「フッ、そうか………なら、そろそろ行くぞ。」
「ああ。」
尋ねられたセリカは明白な答えは言わなく、そんなセリカの答えを聞いたリウイは静かな笑みを浮かべた後セリカと肩を並べて再び襲い掛かって来る敵達の迎撃を始めた!
「聖なる力に呑まれるがいい!エクステンケニヒ!!」
「沙綾!紅燐剣!!」
それぞれ広範囲を攻撃するクラフトを放って魔物達を滅した後襲い掛かって来た触手達を見て迎撃の構えをした。そして触手達が襲い掛かって来ると―――
「フッ!ハァァァァァァ…………!!」
「遅い。オォォォォォォォ…………!!」
同時に横に跳躍して回避した後激しい剣撃の嵐を放ち
「「神魔の剣嶺!!」」
同時に触手を駆け抜けて十字に斬り、協力技によって触手をバラバラに切り刻んだ!
「「……………」」
そして協力技を放ち終わった2人はそれぞれ着地をした後、静かに武器を構えた後、襲い掛かって来る敵達の迎撃をたった2人で抑えていた!かつては相容れず、時には争う事もあった双翼の迎撃はまるで嵐の如く、魔物や触手達相手に猛威を振るって次々と消滅させて行った!
「……何故だ。何故奴らは諦めない。いくら戦った所で災いの神の種となる我が主を滅ぼす事は決してできないというのに……理解できないな。そしてシルフィエッ
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