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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
第83話
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……………)

一方エステルの身体の中にいたニルとテトリは驚き、パズモは眩しそうな表情をし、クーは嬉しそうな様子で鳴き、サエラブは口元に笑みを浮かべ、カファルーは静かにエステルを見つめた。

「フッ……やるな。俺も負けていられないな……!」

エステル達の協力技を見たヴァイスは口元に笑みを浮かべた後戦いを再開し

「エレナ、僕達も行こうか!」

「はい、アドルさん!」

「ナユタ、私達も負けていられないの!」

「うん!それに僕達の”試練”を手伝ってくれた恩返しもしないとね!行こう、ノイ!」

ヴァイスに続くようにアドル、エレナ、ノイ、ナユタも同時に駆け出して戦闘を再開し

「みんな、よくあんな軍勢の中に突っ込めるな……ったく。サポートをする方の身にもなってほしいわ……」

ケビンは溜息を吐いた後、魔術やアーツで援護を始め

「エステルの”運命”はさまざまな人達の”絆”を結ぶ事……そう……私がずっと求めていた……争いのない世界を創る為の……初めは小さいけど、いつかは大きなきっかけとなる人…………あの娘にならこの剣を……”私”を託せるわ…………そして………いつか生まれて来るあの娘が持つ輝きや”運命”を受け継ぐ新たな命なら……あの娘が”誓って”くれた私とセリカの”約束”を果たすことも………だから……貴女は絶対に守るわ。―――エステル。」

サティアは静かな表情でエステルを見つめた後、自分が持つ神剣―――”天秤の十字架(リブラクルース)”に視線を落として呟いた後、決意の表情になって”天秤の十字架(リブラクルース)”を構えてエステル達が戦っている前線に向かって戦いを再開し

「………セオビット。本当にいい出会いをしたのね、貴女は……ルリエンよ、あの娘とリウイ陛下達との出会いに感謝いたします……そしてどうかあの娘達にも森の恵みと加護を……!……頑張って、セオビット。」

シルフィエッタはスティスニアと空中戦を繰り広げているセオビットを静かな表情で見上げた後その場で祈り、祈った後もう一度セオビットに視線を向けた後、戦闘を再開した。



地上でケビン達が激しい戦いをしている一方、セオビットはスティスニアと激しい空中戦を広げていた。

「ハァァァァァァ………!!」

「ふふっ!同じ”飛天魔”でもファーミシルスの方が数段格上ね!悔しいけど、あいつにはこの私でも敵わないのだから………ま、格下の貴女には関係のない話だけどね!」

激しい飛行して強襲して激しい剣撃を放ち続けるスティスニアの攻撃に対し、セオビットは余裕の笑みを浮かべて次々と攻撃を捌いていた。

「貴様――――――ッ!その減らず口をすぐに閉じさせてやろう!」

一方スティスニアはセオビットの挑発に激昂した後セオビットから距離をとって
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