第83話
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いる方向に視線を向けるとそこには大勢のメンフィル兵達を指揮しているリウイの姿があった。
「メンフィル兵!?しかもあんなに多く……!何で……??」
メンフィル兵達を見たエステルは驚いた後首を傾げた。そしてメンフィル兵達は光と共に消滅し
「あ、そっか!”想念”の力でさっきのメンフィル兵達を呼んだって事ね!」
それを見たエステルは納得した表情で呟いた。
「ハ、ハハ……さすがは”覇王”といった所やな……」
エステルの呟きを聞いたケビンは大量の冷や汗をかいて表情を引きつらせ
「………………」
ヴァイスは考え込んでいた。
「ヴァイスさん?どうしたの??」
ヴァイスの様子に気づいたエステルは首を傾げて尋ね
「……彼が先ほど呼んだ軍勢を見て俺も似たような事ができるかどうか考えていたんだ。」
尋ねられたヴァイスは静かな笑みを浮かべて答えた。
「へっ……?それってまさか……!」
「さっきみたいな大勢の兵士さん達を”想念”の力だけで呼ぶんですか!?」
ヴァイスの答えを聞いたエステルは驚き、ナユタは信じられない表情でヴァイスを見つめた。
「さすがにリウイ王ほどできないがな……やって見る価値はある。――――集え!メルキアを守護する戦士達よ!」
見つめられたヴァイスは苦笑した後、空に向かって叫んだ!するとリウイが召喚したメンフィル兵達の数ほどではないが、大勢のヴァイスやリセルの装備についている紋章―――”メルキア帝国”の紋章がある鎧を着こんだ兵士達が現れ
「これより民を脅かす魔物達を殲滅する!全軍、前進!!」
「オオオオオオッオオオオ―――――ッ!!!!!!」
拳を空に上げて叫んだヴァイスの指揮によってメルキア兵達は武器を空へと掲げて叫ぶと敵の軍勢に矢の雨を降らせた後、一斉に突撃し剣や槍を振るって現れた残りの敵の軍勢全てを滅した!
「ハ、ハハ……”剣帝”達が人形兵器を”想念”の力で召喚した事も驚いたけど、こっちの方が驚きやな……」
「あはは……ホント、なんでもアリな世界ね………」
”想念”の力によって召喚されたヴァイスが率いるメルキア全軍がヴァイスの指揮によって一斉に攻撃を仕掛けるクラフト―――千騎長の軍配を見たケビンは表情を引き攣らせ、エステルは苦笑していた。しかしその時、またもや新手の魔族や魔物達が召喚された!
「……また新手か……!」
「……いつまで続くのでしょうか?」
新手の敵の軍勢を見たアドルとエレナは警戒した様子で武器を構え
「あれ?気のせいだと思うんですけど……さっき現れた時より数が減ってませんか?」
「言われてみれば、そんな感じがするわね………何でかしら?」
ある事に気づいて呟いたナユタの
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