第83話
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一方エステルはケビン達と共に次々と現れ、襲い掛かってくる魔物の大群に表情を歪めながらもクラフト―――疾風を放ってダメージを与えた後
「行くわよ〜!鳳吼破――――ッ!!」
レーヴェのクラフト―――獅吼破をヒントにし、”鳳凰”を形どった衝撃波を放つクラフト―――鳳吼破を放ち
「邪を焼き払う紅蓮の炎よ!今こそ駆けよ!鳳凰!天翔駆!!」
アドルはユニカとトールからそれぞれ受け継いだ武器をウィルの技術によって合成し、さらにフィーナが剣に加護を与えた事により、”イース”の民達の想いと女神フィーナの寵愛が籠った事により”神剣”化したクレリアソード―――神剣イースフェイヴァーに眠る”紅蓮の大剣”の力を解放し、巨大な”鳳凰”を衝撃波として放つクラフト―――鳳凰天翔駆を同時に放った!エステルとアドルが放った2羽の”鳳凰”は一直線に飛翔し、進路にいた敵達を焼き尽くした!
「……………」
エステルとアドルが同時に攻撃を放った瞬間、エレナはクラフト―――ファントムダッシュで一気に敵達との距離を詰め
「ハァァァァァ………!アルティウムセイバー!!」
拠点で習得したシルフィアのクラフト―――を放って薙ぎ払った!
「やるな……、俺も負けていられないな……!玄武の地走り!!」
「ちょっとは”守護騎士”としての意地も見せないとな!デスパニッシャー!!」
「僕達も負けていられないね、ノイ!奥義―――流星撃!!」
「私とナユタの連携は誰にも負けないの!ヘイルストーム!!」
エステル達の活躍を感心していたヴァイスとケビン、ナユタとノイもエレナに続くようにクラフトを放って、一度に敵達にダメージを与え
「戦いは本分じゃないからみんなほど戦えないけど……サポートぐらいはしてみせるよ!聖なる光よ!!………ユグドラシエル!!」
ウィルは絵札―――聖霊の絵札や広範囲を攻撃するアーツを放ってエステル達の攻撃により、傷ついた敵達の止めを刺したり、さらに傷を増やしたりし
「私が大好きなセリカを……私達を受け入れてくれた暖かい人達を守る為に私も全力で戦うわ!メル=ステリナル!!」
サティアは最高位に値する魔術で大半の敵達を焼き払った後
「眩かん無数の流星、我が心を映したまえ!クレイジーコメット!!」
”星”の光を次々と放つ魔術を放って、残りの敵達を一掃した!しかしその時、新手の敵達の軍勢が次々と魔法陣から現れた!
「やれやれ………次から次へと現れるとは……さすがは敵の本拠地だけはあんな。」
新手の敵達を見たケビンは疲れた表情で溜息を吐いた。
「ん……?なっ!なんだあの軍勢は……!」
「へ……?」
一方何かに気づいたアドルの声を聞いたエステルがアドルが視線を向けて
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