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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
第83話
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導砲による大爆発の連鎖が起こった!

「グワアアアアッ!?」

砲撃の嵐に巻き込まれたヴォーヴァは悲鳴を上げると共にダメージを受け、吹っ飛ばされた!また、砲撃の嵐によってヴォーヴァの周りにいた部下達の半数は滅せられた!そしてリウイはもう一度レイピアを空へと掲げ

「全軍突撃!!何人たりとも俺に遅れる事は許さんぞっ!!」

全身にすざましい覇気を纏って大声で号令をかけた!

「オオオオオオッオオオオッ!!!!!!」

リウイの大号令に応えるかのようにメンフィル兵達は武器を空へと掲げて叫び

「オォォォオオォォォォォォオオオォォ――――――――ッッッ!!!!」

辺りを轟かせるほどの鬨の声を叫びながら敵達に突撃し、武器を振るって次々と敵達を滅した!

「ば、馬鹿な……!?リガナールを制した最強の軍が……!」

”影の国”の”想念”の力によって一時的にメンフィル全軍を召喚し、リウイの指揮によって怒涛の連携攻撃を行うクラフト―――帝国の軍配によって次々と討ち取られて行く部下達を呆然とした表情で見ていたが

「この程度で”最強”とは笑わせてくれる。これならまだカルッシャ軍の方がまだましだ。」

「なっ!?いつのま……」

いつの間にかリウイがヴォーヴァに近づいており、リウイに気づいたヴォーヴァは驚いて身構えたが

「セアッ!!」

「ガッ!?ち……く……しょう………なんで……この俺が………こんな目に………」

リウイが放ったクラフト―――フェヒテンケニヒによって心臓を貫かれ絶命した!

「敵将は討ち取った――――俺達の勝利だ!」

「オオオオオオッオオオオ―――――ッ!!!!!!」

そしてリウイがレイピアを空へと掲げて叫ぶと、メンフィル兵達はリウイに続くかのように武器を空へと掲げて勝利に雄たけびを上げた後、光と共に消えた。

「…………………」

リウイ率いるメンフィル軍の怒涛の連携攻撃をシルフィエッタは驚きの表情で見つめた後

「………!」

リウイの背中を見つめていたその時、イリーナ達―――自分の知るメンフィル帝国の皇族や武将や、人間、エルフ、闇夜の眷属、獣人等さまざまな種族達が並んでいる幻を見た後、さらにリウイの背中から感じる”皇”としての気高さや責任感、そしてそんな偉大なる”皇”と結ばれた喜びを感じて身体を振るわせ

「……愛しております……リウイ陛下……(私も見てみたい………!光と闇が共存する世界を……!みんなが平和に生きていく道をあの方達と一緒に歩みたい……!)」

熱く高揚した顔で自然と唇が動き、リウイと結ばれた事に心から幸せを感じ、リウイ達が目指す”共存”の道を共に歩むことを強く願った。



「全く次から次へと出てきて鬱陶しい……わね!」

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