第83話
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じゃない。ティリが戦っている所なんて見たことがないわよ?」
シルフィエッタの言葉を聞いて首を傾げた後すぐに察しがつき、不思議そうな表情でシルフィエッタを見つめて言った。
「……となると敵となってこっちに襲い掛かってくるとき、どんな攻撃手段を持っているのかわからないのか……その点に警戒すべきだな。」
「そうだな。それにかの魔人が常に傍に置いている事から”何か”あるだろう。もし相対して来たら、全力で挑み、攻撃をして来る前に片づけるぞ。」
一方セオビットの話を聞いたヴァイスは考え込み、ヴァイスの考えに頷いたリウイは真剣な表情で言った後、仲間達と共に先を進み始めた。
(ハハ……このメンバーやとホンマに実行できる所が怖いな……)
リウイの考えを聞いたケビンは苦笑しながら歩いていくリウイやセリカ、そしてサティアの背中に視線を向けた後仲間達を追う為に歩き出した。その後探索を続けていたケビン達は玉座がある部屋に行こうとしたが”虚”のグランセル城にあった巨大な魔法陣によって阻まれており、魔法陣を消す”ルール”を探すためにさまざまな場所を探索し続け、探索をしていると空洞になっている地下に到着すると何も纏っていない、少女がいた。
〜ラエドア城・地下〜
「なっ!?は、裸の女の子!?」
少女を見たエステルは驚き
「アドルさんは見たら駄目です!!」
「ナユタも!!」
「わ、わかった!」
「う、うん!」
エレナとノイは怒りの表情に変えてアドルとナユタを睨み、睨まれた2人は慌てて少女に背を向けた。
「ティリ………!」
「あら………まさか本当に現れるなんて。……それにしても珍しいわね?常にイグナートに付きしたがっていた貴女が一人でいるなんて。」
シルフィエッタは少女―――ティリを見て警戒した表情になり、セオビットは驚いた後興味深そうな表情でティリを見つめた。
「……かの魔人の軍団に捕えられた民か?」
「―――待て。恐らくあの娘は魔導人形の類だ。」
「え!?見た目からして人間と変わらないじゃないか!あれほどの精巧な魔導人形があるなんて……!」
「オイオイオイ……!”オレら”からしたらとんでもないアーティファクトやないか……」
一方ヴァイスは眉を顰めて呟き、何かを感じ取ったリウイは警戒した様子でティリを睨んで呟き、リウイの言葉を聞いたウィルとケビンは驚いた。
「ようやく来たか、シルフィエッタ。……何故主に取り込まれた貴様が離れてしまったのかは理解できないが……離れてしまったの物は再び取り込むだけの事。……それに我が主の糧となる者達も連れて来たとは……フフ、糧となる以外に初めて役にたったな?さあ………再び我が主の糧となるがいい……」
そ
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