第83話
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シルフィエッタが放った魔術に怯んだヴォーヴァはシルフィエッタを睨んで、部下達に指示をし、自分もシルフィエッタに向かって突撃した。
「炎の精霊達よ……力を貸して!メルカーナの轟炎!!」
自分に向かって来るゴブリンを主力とした魔族の軍団にシルフィエッタは炎の魔術を放って焼き払ったが、それでも勢いは止めれず、敵達はシルフィエッタとの距離を縮め
「クク……捕えろ!」
「!!」
ヴォーヴァの指示によって一斉に襲い掛かった敵達を見たシルフィエッタが驚いたその時
「ウィンディング!!」
リウイがシルフィエッタの前に飛び込んできて魔法剣を放ち、襲い掛かった敵達を一斉に吹っ飛ばした!
「何っ!?」
それを見たヴォーヴァは驚き
「無事か、シルフィ?」
「リウイ陛下……!ありがとうございます……!」
自分に背中を向けて呟いたリウイにシルフィエッタは嬉しそうな表情でリウイを見つめた。
「……三下如きにシルフィに手出しはさせん。シルフィは俺達の覇道を共に行く仲間!俺達の仲間に手出しをするなら、俺自ら相手になってやろう。」
そしてリウイはヴォーヴァ達に覇気を纏ってレイピアを向けて叫んだ。
「……………」
リウイの言葉を聞いたシルフィエッタは顔を赤らめ、嬉しそうな表情で見つめ
「何だと!?ザルフ=グレイスの将の一人であるこのヴォーヴァ様に向かって…………!テメエら!まずはあの調子に乗っている男を八つ裂きにしてやれ!」
ヴォーヴァはリウイを睨んだ後、部下達に指示をした。ヴォーヴァの指示によって一斉に敵達が襲い掛かって来た!
「………………」
一斉に襲い掛かってくる敵達をリウイは静かに見つめた後レイピアを構え集中した。するとリウイのレイピアは神々しい光を放ち始めた!
「えっ!?闇の住人―――”魔人”なのにあれほどの”聖気”を出すなんて……!」
リウイの近くにいるシルフィエッタはリウイから感じる”聖気”を見て、目を見開いて驚いた。そして敵達がリウイ達に近づいた瞬間!
「我が血に眠る優しき”母”の力……思い知るがいい!ブライトロア!!」
リウイはレイピアを地面に突き立てた!するとリウイとシルフィエッタの周りに遥か上空まで届くほどの巨大な光の奔流が発生し、2人に近づいた敵達を一瞬で消滅させた!
「馬鹿なっ!?」
それを見たヴォーヴァは信じられない表情をし
「……今度はこちらの番だ。行くぞ……!」
リウイはヴォーヴァ達に向かって駆けた!
「クッ……殺せ――――ッ!敵はたった一人だ!」
それを見たヴォーヴァは表情を歪めた後号令をかけた。ヴォーヴァの号令によってヴォーヴァが率いる軍勢の半数が一度にリウイに襲い掛か
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