第82話
[5/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
なさい!ハァァァァァァ………!!」
両手に黒々と燃える炎を収束させ
「アイン・ソフ・ハウル!!」
収束させた炎を解き放った!暗黒の炎で焼き尽くすセオビットのSクラフト――――アイン・ソフ・ハウルによって残りの敵達は全滅し、その場に静寂が訪れた。
「………………………」
「……どうした、シルフィ?」
戦闘が終了し、静かに敵達が消滅した場所を見回しているシルフィエッタにリウイは不思議そうな表情で見つめて尋ねた。
「あ、はい………かつてこの城に故郷を守る為に自ら囚われに来た私が、今度は自分の過去と決別する為に自ら来る事になるとは思わなくて………」
「………そうか。」
シルフィエッタの答えを聞いたリウイは重々しく頷いた後
「……2度目のお前の”道”の”始まり”――――俺とイリーナが誓った”覇道”を共に行くという”道”を行く為に……俺も全力で力を貸す。だからお前も前を向いて進め。」
静かな笑みを浮かべてシルフィエッタを見つめた。
「リウイ陛下………はい……!」
見つめられたシルフィエッタは幸せそうな表情で頷いた。
「………………」
一方仲間達はその様子を黙って見つめていたが
「ふふっ……さすが父様ね♪」
セオビットは魅惑的な笑みを浮かべ
「リウイ〜?やっぱり!シルフィエッタさんとも関係を持ったのね〜!?今はイリーナさんがちゃんといるのに何をやっているのよ!?」
「ハ、ハハ……いつの間にそこまで親密に……なんというか……さすがですね。」
エステルはジト目でリウイを睨み、ケビンは苦笑し
「アドルさん?元の世界に帰ったらアドルさんはあの人みたいにならないで下さいね?もしそうなったらフィーナさんの分も含めて”お仕置き”ですからね?」
「重々気を付けるよ…………」
エレナは凄味のある笑みを浮かべてアドルを見つめ、見つめられたアドルは冷や汗をかいて頷き
「ナユタ……まさかとは思うけどあの人みたいに2人共選ぶなんてなしなの!」
「それぐらいわかっているよ、ノイ!?というか2人共選ぶなんてそんな節操のない事、僕には絶対できないよ……」
ノイはナユタを見つめて言い、ノイの言葉を聞いたナユタは慌てた後、疲れた表情で溜息を吐いた。
「フッ………リウイの場合は”王”だから今更側室が増えた所で怒る事ではないと思うがな……」
「まあ、セラウィ以外に多くの仲間達と関係を持っている俺も人の事は言えないけど……そういうヴァイスはどうなんだい?リセルさんだっけ?あの人、何も君の副官だからあれほど慕っている訳じゃないだろう?」
ヴァイスは静かな笑みを浮かべて呟き、ウィルは苦笑した後ヴァイスに尋ね
「さてな……リセルが俺
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ