第82話
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ラフト)―――駕王閃裂交による強烈な斬撃が無数に切り刻まれた敵達は身体がバラバラ場になって消滅した!
「あはは………みんな、強いわね〜……あたし達の活躍がなくなっちゃいそうね………」
「……戦いが楽になるのに、何故そんな事を言う?」
一方仲間たちの活躍を見ていたエステルは苦笑し、エステルの言葉を聞いたセリカは眉を顰めて尋ねた。
「あんたね……みんなが協力して本気で戦っているんだから、あたし達も本気を出さないと駄目でしょ!?争いが嫌いなサティアさんだって本気を出しているんだから!というかこの中で一番働かなきゃ駄目なのはあんたでしょう!?一応世間では”神殺し”やら”世界の禁忌”とか言われているんだから、少しはその力をあんたを受け入れてくれたみんなの為に振るいなさいよ!」
「……一応ではなく、事実なのだが……」
(クックック………本当に面白い嬢ちゃんだの……!それにしてもセリカ、少しはエステル嬢ちゃんに”神殺し”としての名誉を挽回したらどうだ?ハハハハハハッ!!)
そしてエステルの指摘を聞いたセリカは大声で笑っているハイシェラの念話を聞きながら、静かに呟いた。
「それにセリカは確かリタ達の話では普段は自分の屋敷にエクリアさん達と一緒に引きこもっているんでしょう?ちょっとは運動しないとサティアさんにもらったその身体が太るわよ!?もしそんな事になったらサティアさんが許してもあたしが許さないからね!」
「…………………」
エステルに睨まれたセリカはサティアに視線を向けて黙り込み
(ハハハハハッ!サティアを出されてはお前も黙るしかないな?セリカ!クク………もっと言ってやれ、エステル嬢ちゃん!この馬鹿者が引きこもっているせいで、我が退屈しているのだからな!)
ハイシェラは大声で笑い続けた。
「(………焚き付けるな、ハイシェラ………)。わかった……力を振るうから、それ以上言うな………」
そしてセリカはハイシェラと念話をした後、エステルに視線を向けて言い
「わかればいいのよ、わかれば!じゃ、あたし達も行くわよ!」
視線を向けられたエステルは頷いた後、棒を仕舞って鞘から絆の神剣を抜いてセリカを促し
「ああ………行くぞ……!」
促されたセリカはエステルと共に敵達に向かって行き
「「奥義!飛燕無双演舞剣!!」」
協力剣技――――飛燕無双演舞剣を放って大半の敵達を滅した!
「………あっけないものね。かつてはリガナールを恐怖に陥れた魔族達がこんなにも容易くやられて行くなんて。……ま、”あの男”はどうかしらね……ふふっ………」
一方次々と滅せられて行く敵達を見ていたセオビットは皮肉気な笑みを浮かべた後
「闇の炎に呑まれ
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