外伝〜改変される因果〜
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?」
「ああ。まあ、レンがお前を見つけてくれなきゃ、助けられなかったけどな。よくやったな、レン。」
「うふふ、お兄様に褒められちゃった♪」
ルークに褒められたレンは先程までの悲しみを全て吹き飛ばすかのように嬉しそうな表情で微笑んだ。
「えっと、ガイ……だったよな?一体何があったんだ?」
「………………………」
命の恩人である2人に事情を話すことにガイは躊躇ったが
「―――わかった。俺の命を救ってくれたお前達だからこそ話す。だけどその代わり絶対に誰にも話さない事を約束してくれ。」
やがて決意の表情になって、ルーク達に事情を説明した。
「なっ!?ア、アリオスやIBC―――”クロイス家”が”D∴G教団”と繋がっていて、何かとんでもない計画を考えているって、本当なのか!?」
「ああ。計画の詳しい内容まではまだわからないがな……」
「うふふ、”風の剣聖”が聞いて呆れるわね。―――それでレン達のお蔭で運良く助かったお兄さんはどうするの?」
驚愕の事実を知ったルークは驚き、レンは口元に笑みを浮かべてガイを見つめて尋ねた。
「俺が生きている事が先生たちにバレたら、俺を殺す事に何の躊躇いもなかったあの二人の様子だと、今度はロイドやセシルまで狙いかねないからな。一端身を隠して機を窺おうとは思っているんだが……どうしたもんかな……」
「―――でしたら、僕達が貴方を匿いましょうか?」
ガイが考え込んでいると聞き覚えのある声が聞こえ、声が聞こえた方向に視線を向けるとイオンとアリエッタがいた。
「あんた達は確か……あの”教団”の壊滅作戦に参加した”星杯騎士”……」
「イオン!それにアリエッタも!何でここにいるんだ??」
「騎士団の極秘任務の関係でこのクロスベルを訪れ、任務を終えて帰ろうとした所をリベールにいるはずのルークが慌てた様子で走っている所を見かけまして。それで気になって追ってきたんです。」
「アリエッタ達がここに来た事、絶対に誰にも、言わないで下さい。エラルダ大司教に知られると、とても厄介な事に、なりますので。」
「エラルダ大司教?」
「このクロスベルの大聖堂を取り仕切っている司教様だ。………確か”星杯騎士団”のクロスベル入りを頑なに禁じられているんだってな?」
アリエッタの説明を聞いて首を傾げているルークに説明するかのようにガイは自分が知っている限りの知識を説明した。
「うふふ、大司教さんに嫌われるなんて、”星杯騎士団”はよっぽど悪いことをしたのかしら?」
「………………―――今はその件は後にさせて下さい。それでガイさん、でしたね?どうでしょうか、しばらく僕達”星杯騎士団”と行動を共にしませんか
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