暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦艦ナデシコ
1354話
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、か? ……マジか」
「大マジ」

 つまり、ヤマダよりも濃い奴が相当数いるって事になるんだが……正直、そんな連中とやり合うというのはあまり面白い未来は見えないな。
 さっき木連に共感を覚えるとか思ったけど、待遇とかそういうのに共感を覚える事があっても、実際には積極的に好んで付き合いたいとは思えない。
 まぁ、ああいうタイプは一度仲良くなれば、とことんまで信頼してくれそうだって思いはあるけど、それでも1人2人ならまだしも、木連全体がヤマダだと考えると……
 もしこれが、アカツキの俺と木連を接触させようとしない為の策謀であるとすれば、かなり功を奏している。
 ……それでも、やっぱり今回のナデシコ世界への介入の件を考えると、一度は接触する必要があるよな。
 いっそエザリアとかに任せるか? いや、でもシャドウミラーの代表として木連との接触はしておきたい。
 特に俺達の目的がヤンマの生産プラントである以上、奪うにしろ、譲渡してもらうにしろ、向こうと会っておく必要はあるのだから。

「取りあえず、僕が知ってる木連についてはそんなところだね。……それで、このクロッカスはどうするつもりだい?」
「連合軍に返すさ。向こうが何かを言ってくるかどうかは分からないけどな」

 知りたかった情報の大半をアカツキから入手した以上、連合軍に対して無理をする必要はないしな。
 そう思いながら、取りあえずクロッカスを空間倉庫の中へと戻すのだった。
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