第81話
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エは静かな笑みを浮かべ、オリビエの様子をミュラーは表情をわずかに辛そうに変えて見つめていた。その後ケビン達は次の”試練”を超える為に相談してメンバーを編成し、ケビン、エステル、アドル、ナユタ、ノイ、セリカ、リウイ、ウィル、ヴァイス、セオビット、シルフィエッタ、サティア、エレナのメンバーに編成した。
「では早速”試練”とやらに向かおうか。」
「ヴァイス様、どうかお気をつけて………」
ケビン達を見回して言ったヴァイスにリセルは心配そうな表情で見つめた。
「心配するな、リセル。こちらにはかの”神殺し”に加えて、”古神”や”魔神”までいる………それに他の者達も聞けばそれぞれの国を、故郷を守る為に戦い抜いた歴戦の戦士達。……下手をすれば我がメルキア帝国の全軍を軽く超える戦力だ。どこに不安要素がある?」
一方ヴァイスは静かな笑みを浮かべてリセルを見つめて尋ねた。
「フフ、そうですね。ご武運を。」
「ああ。」
そして自分の答えを聞いて微笑んだリセルにヴァイスは頷いた。
「あ、一ついいかい?」
「なんだ、ウィル?」
その時ウィルがヴァイスに声をかけ、声をかけられたヴァイスはウィルに振り向いた。
「2人共今現れたばかりだから、装備も俺達と比べたら見劣りするだろう?よかったら俺が2人の装備を創るけど。幸い材料は今までの探索で手に入れた材料が豊富にあるから今すぐにできるよ。」
「そういえばウィルは”工匠”だったな………職人に創ってもらえるなら、ぜひ頼みたい所だ。よろしく頼む。」
「わかった。とりあえず今は探索のメンバーのヴァイスの分だけ創るね。リセルさんの分は探索から帰った時に創るよ。」
「はい、お願いします。」
そしてウィルはヴァイスに新たな大剣――――”神剣リグライア”と新たな重鎧――――”ガードナー”を創って、ヴァイスに渡して、渡されたヴァイスは装備して感触を確かめた。
「どうだい?」
「…………良い剣と鎧だ。フッ……我が軍にぜひ欲しい人材だな………」
ウィルに尋ねられたヴァイスは静かな笑みを浮かべてウィルを見つめた。
「ハハ、悪いけどそれはできない頼みだね………後リセルさんの”砲剣”だっけ?初めて見る武器だな………うん、今から創るのが楽しみになって来たな。」
「は、はあ……?ただ私のこの”砲剣”は魔導技術が必要となってきますが……大丈夫でしょうか?」
興味深そうな様子で自分の武器を見つめられたリセルは戸惑った後尋ねた。
「ああ、それは大丈夫だよ。俺も魔導技術の武器は創れるし。」
「ほう……なら、リセル。後で彼の技術を見せてもらうのがいいかもしれないな。元の世界に戻った時、彼の魔導技術があれば今後の俺やリセル自身の力となる
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