第80話
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の話を聞いたケビンは驚き、同じように驚いたアドルは考え込んだ。
「………その存在をよく知っている人達は貴方達の仲間の中にいます。詳しくはその人たちに聞いてください。」
ユニカが真剣な表情でアドル達に言うと、ユニカ達の身体は強い光を放ち始めた。
「………お別れね、ユニカ………」
ユニカ達の様子を見たフィーナは悲しそうな表情で見つめた。
「はい………フィーナ様、最後は笑顔でお別れしましょう?私、フィーナ様の笑顔が一番大好きなんです!」
「全くフィーナ様に向かってずうずうしい奴だな………」
「フッ………」
フィーナの言葉に辛そうな表情で頷いた後笑顔になって言ったユニカの言葉を聞いたユーゴは呆れ、トールは静かな笑みを浮かべていた。
「ユニカ………フフ、そうね………さようなら、ユニカ、ユーゴ、トール…………私とレアはいつまでも貴方達の幸せを願っています………」
一方フィーナは驚いた後、優しい微笑みを浮かべてユニカ達を見つめた。
「さようなら、フィーナ様………!」
「………フィーナ様にイースの加護を………」
「………レアと共に強く生きろ、フィーナ………」
そしてユニカ達はそれぞれフィーナに別れの言葉をかけた後、光と共に消滅した。
「…………………」
「………大丈夫かい、フィーナ……?」
ユニカ達が消えた場所を見つめているフィーナにアドルは心配そうな表情で尋ねたが
「………はい。ケビンさん、これで私達の”試練”は終わりです。後のことはよろしくお願いします。」
フィーナは笑顔をアドルに向けて返事をした後、ケビンに向き直って言った。
「………ええ。任せといてください。さっきの人達の言葉も気になるし……周遊道の石碑を調べた後、この中にいる人達を解放しましょう。」
その後ケビン達は周遊道に転位し探索をすると、文字盤が光っている石碑が追加され、『”影の王”が告げる………これより先は宿命の城 。滅びし森の姫と妖精の血を引く魔の娘をともない文字盤に手を触れるがいい。』という文章を見つけた。
「!!この”滅びし森の姫”と”妖精の血を引く魔の娘”って………まさか……シルフィエッタ姫とセオビットさんか?」
「………多分そう。………となると次の”守護者”はもしかしたらシルフィエッタ姫の話にあった”イグナート”かもしれない………」
石碑を読んだ後驚きの表情のケビンに尋ねられたリースは真剣な表情で答えた。
「…………リウイ陛下の話ではその魔人は”破戒の魔人”と今の時代にまで伝えられていたそうですからね………”神殺し”であるセリカさんのように伝承にまである存在………恐らく今までの相手とは比べものにならないぐらいの相手なのでしょうね………探索のメンバーは
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