第80話
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を次々と振るってアドルの攻撃を相殺し
「これで………どうだっ!!」
「ヤアッ!!」
連続攻撃からクラフト―――オーラフェンサーに連携して、闘気を纏った剣で薙ぎ払って来たアドルの攻撃に対し正面から武器で受け止めてアドルと鍔迫り合いの状態になった!
「クッ………!」
「絶対に負けません……!」
鍔迫り合いの状態をしばらく続けて2人だったがユニカが徐々にアドルを押し始めていた。
「………っ!やるな………!力勝負では正直勝てる気がしないよ………!」
「お父さん譲りのこの力だけが私の取り柄です。私はみんなと違って魔法の才能はありませんでしたが………この力だけは誰にも負けません!この力でレア様とフィーナ様をお守りすると2人に約束したんですから!」
表情を歪めながら言ったアドルの言葉を聞いたユニカは静かな口調で言った後、決意の表情で叫び
「そういう貴方こそ、フィーナ様を愛しておきながらその程度ですか……!貴方のフィーナ様を思うその気持ちはその程度なのですか!?」
アドルを睨んで問いかけ、さらに力を入れてアドルを押し始めた!
「……違う!僕はフィーナと出会った時に決めた!絶対に何があってもフィーナを守ると!!ハァァァァァァ………!!」
対するアドルは決意の表情で叫んだ後、全身にすざましい闘気を纏わせてなんと押されていた状態を戻し、今度は逆にユニカを押し始めた!
「嘘………!?私が力勝負で負けるなんて………!」
押され始めたユニカは目を見開いて驚き、力が緩んだその時!
「そこだっ!!」
「しまっ!?……キャアッ!!」
その隙を逃さなかったアドルが力押しでユニカの態勢を崩し
「アヴェンジャー!!」
「うっ!?」
続けてクラフトを放ってユニカにダメ―ジを与えた!
「ダブルライジング!!」
さらにアドルは追撃する為にクラフトを放ったが攻撃に気づいたユニカは攻撃が命中するギリギリで後ろに跳んで回避した。
「フフ………私が力勝負で負けるなんて………認めます、貴方のフィーナ様を思う気持ちが本物である事を。でもそう簡単に負けませんよ………!」
攻撃を回避したユニカは微笑んだ後、再びアドルに挑んだ!剣と盾を自在に操って攻撃を受け流して技を繰り出して戦うアドル、豪快な一撃を次々と繰り出し、自分に来る攻撃をも呑みこんで反撃を繰り出すユニカ。その戦闘はまさに柔と剛がぶつかり合うすざましい戦いで、2人はお互い傷つきながらも互角の戦いを続けていた。
「お願い………早く終わって………大好きな2人が互いに争って傷ついていく姿を私は見たくない………!」
2人の戦いを辛そうな表情で見守っていたフィーナが強く祈ったその時
「ハア――――
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