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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第59話
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しかもその情報は私達が”Z組”と決戦する前に手に入れていたのに、何で忘れているのよ……」

エリゼがヴァイスリッターの”起動者”である事に混乱しているデュバリィを見たアイネスとエンネアはそれぞれ呆れた表情をしていた。



「ほ、本当にエリゼお姉様があの白い人形を操っていますね……」

「え、ええ。前もって知らされていたとはいえ、それでもこうして自分の目で見ると驚いてしまうわ。」

セレーネとエリスはそれぞれ驚きの表情でヴァイスリッターを見つめ

「フッ、中々壮観な眺めだな。」

「フフ、そうね。」

「ヴァリマールとヴァイスリッターはともかく、パテル=マテルまで一緒に戦う時が来るなんて……これも”空の女神”による導きでしょうか?」

レーヴェとプリネは静かな笑みを浮かべ、ツーヤは苦笑していた。

「話には聞いていたけどまさか本当に彼女が神機アイオーンの”起動者”になるなんて……ノバルティスが生きて目の前の光景を見たら狂喜乱舞していたでしょうね。」

「確かにあの方でしたら、周囲の状況を考えずに嬉々とデータ取りに専念するでしょうね。」

一方クロチルダとシャロンはそれぞれ苦笑しながらヴァイスリッターを見つめていた。



「な、な、な……!?フ、フン!たった三体で何ができる!幾らそんな物があろうと数の差は絶対だ!数の差を思い知るがいい!!」

ヴァリマール達の登場に狼狽していたヨアヒムだったがすぐに立ち直って声を上げた。

「今回はリィン達ばかりに任せずあたし達も手伝うわよ!――――手伝いなさい、バルディエル!」

「はい!―――今こそ力を貸してください、ヴァレフォルさん!」

「来て―――ミルモ!!」

「力を貸して―――ペルル、フィニリィ、アムドシアス、パラスケヴァス!!」

「来い、アルバレア号!!ハッ!!」

サラ教官達がそれぞれ使い魔を召喚している中、アルバレア号を召喚したユーシスはアルバレア号に騎乗した。



「―――ベルフェゴール、リザイラ、メサイア、アイドス、アルティナ!みんなもアリサ達を手伝ってくれ!ただし兵士達は殺さないように手加減してくれ!」

そしてヴァリマールの中にいるリィンはベルフェゴール達を外に召喚し

「総員、これより”灰の騎神”達の援護を!機甲兵には脚部関節に、戦車は砲口並びに車輪に弾幕を集中させて動きを止めさせるように!但し学生達に危険が訪れた際、彼らの援護を最優先に!」

「イエス・マム!!」

クレア大尉は鉄道憲兵隊に指示をした。

「エヴリーヌさん!中にいる操縦者を殺さないように手加減をして下さいよ!」

「ん。でも屑鉄はバラバラにしていいんだよね?キャハッ♪」

ツーヤの言葉に頷いたエヴリーヌは
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