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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第58話
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!?」
「ったく、よくそれで”結社”の最高幹部を務められていたわね……」
不安そうな表情をしているエマに尋ねられて答えたクロチルダの答えを聞いたミリアムは不満げな様子で反論し、セリーヌは呆れた表情をし
「ふふっ、例えどのような相手が来ようとお前達には我ら”鉄機隊”がいる。」
「”結社最強”と恐れられたマスター直属の精鋭部隊の強さの真髄を今こそ見せてさしあげましょう!」
「ちょっ!?だからそれは”鉄機隊”の”筆頭隊士”である私の台詞ですわ!」
アイネスとエンネアの激励の言葉にデュバリィは慌てた様子で指摘し、リィン達を脱力させた。
「!―――うふふ、また団体さんの到着よ♪」
レンが不敵な笑みを浮かべて呟くと新手の貴族連合軍がリィン達に突撃して来た。
「ま、また来た……!」
「も〜!正規軍はいつになったら到着するんだよ〜!」
突撃して来る貴族連合軍を見たエリオットは不安そうな表情をし、ミリアムが疲れた表情で声を上げた。
「フフッ、心配しなくても正規軍も後少しで到着しますよ、ミリアムちゃん。」
するとその時聞き覚えのある涼しげな女性の声が聞こえて来た!
「へ……」
「この声は……―――クレア大尉!?」
声を聞いたマキアスが呆け、リィンが驚いて後ろへと振り向くと何とクレア大尉率いる”鉄道憲兵隊”が装甲車を次々と停車させて装甲車から降りて武器を取りだしてリィン達と共に迎撃態勢に入り始めていた。
「”鉄道憲兵隊”……!」
「これでちょっとは楽になるね。」
「やっと来た〜!遅いよ、クレア〜!」
クレア大尉達の登場にラウラは驚き、フィーとミリアムはそれぞれ明るい表情でクレア大尉達を見つめた。
「――皆さん、お疲れ様です。ようやく追いつけました……ここからは私達も加勢します!」
「助かるわ!正規軍の方はいつ到着するのかしら?」
「正規軍は先程ケルディック要塞を通過したとの報告が入りましたから、後一時間程で到着します!」
「後一時間ですか……”鉄道憲兵隊”が到着しましたし、学院生の方達は後方に下がって”カレイジャス”に回収してもらった方がよいのではないでしょうか?」
サラ教官の質問に答えたクレア大尉の答えを聞いたエリゼは真剣な表情でリィン達に提案した。
「そうだな……連戦続きでみんなも疲れて来ただろうし、俺達”Z組”以外の学院生達はそろそろ下がった方がいいかもしれないな。」
そしてエリゼの提案にリィンが頷いたその時
「フッ、私達を労わってくれるのはありがたいがその必要はない。」
ヴィンセントが髪をかき上げて意外な答えを口にした。
「え…………」
「私達を甘くみないでくだ
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