第17話(1章終了)
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銀”の正体を決して教えない事よ。この後ジョーカーお兄さん達に二人に”口止め料”である”報酬”を5……いえ、3日以内に全額届けさせるように手配をするつもりだけど……どうかしら?」
「え………」
「お、ここでまさかの特別ボーナスか。口止め料として最低でも十倍の金額やし、俺はそれでええで。」
「……俺も問題ない。その依頼、引き受けよう。それと今後は俺の事も”お兄さん”と呼ぶようにしろ。まだ俺はそこまで年を重ねていない。」
レンの突然の行動にリーシャが呆けている中ゼノとレオニダスはそれぞれレンの突然の依頼を落ち着いた様子で引き受けた。
「了解♪………これでレン達はリーシャお姉さんの事を誰かに話すつもりは一切なく、レンはこれからもリーシャお姉さんと協力関係を結び続けたい事はわかったでしょう?」
「そ、それは………で、でも………」
レンに問いかけられたリーシャはレンが大金を二人に支払って口止めするほどの”交換条件”を自分が実行していない事を警戒して答えを濁し
「フウ……仕方ないわね。―――はい、この資料のコピーはお姉さんにあげるわ。」
「………?これは一体……」
「まずは資料に書かれてある”計画”の内容を全部読んで。」
「………?――――!!こ、これは………!?」
レンから受け取った資料を不思議そうな表情でレンの指示通り読み始めたリーシャだったが、資料にかかれてある驚愕の計画に驚いて声をあげ、資料を読み続けた。
「………本当にレンちゃんはこの計画を実行するつもりなの………?」
「勿論よ♪レンの人脈や財力なら、”その程度の事”、簡単よ♪既に”全ての準備は整っているから”、後は”その時が来れば”レン―――いえ、”レン達は動くわ。”」
「………何のつもりで私にこの資料を渡したの?」
「―――――レンの事やその資料の内容を決して誰にも漏らさない事が”交換条件”と言えば理解できるでしょう?」
「!!…………本当にレンちゃんの事やこの資料を誰にも漏らさなければ、私の秘密を守ってくれるのよね?」
レンが出した”交換条件”の内容を知ったリーシャは不安そうな表情でレンを見つめて問いかけた。
「ええ、契約は絶対に守るわ。――――それよりもそろそろ行かないと稽古の時間に遅れるのじゃないかしら?」
「!!あ、ありがとう………!必ず条件は守るから、くれぐれも私の事は内密にお願いね…………!」
レンの答えを聞いたリーシャは剣を回収して立ち上がった後、頭を深く下げた。
「了解。うふふ、それじゃあこれからも頑張ってね♪」
「う、うん……それじゃあ私はこれで失礼するね。」
そしてリーシャは建物を飛び下りて、アルカンシェルの劇場に向かって走って
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