雨夜-レイニーナイト-part6/雨中の決戦
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になって、ミシェルのことについて理解を示してくれたことを嬉しく思った。
「ハルナも、心配かけてごめん」
サイトは、傍らにいたハルナにも謝った。
「うぅん、無事に戻ってくてくれたから、いいの」
ウルトラゼロアイを盗まれたというサイトの秘密の事情など知る由もなかったために、ルイズとハルナはてっきり、サイトがミシェルのことを一人の女性として意識しているのではと懸念していた。でもそれは単なる杞憂だったから、サイトが戻ってきたこともそうだが、そのことに関してもほっとした。
「でも、もう無茶しないでね?お願い」
「…わかった」
可能ならば、だけど。そう心の中でサイトは言った。
自分は…ウルトラマンだ。どうしても無茶をしなければならないことだって、この先はあるかもしれない。そしてその度に、今回のような悲劇を見ることになってもおかしくはない。
それでも…サイトは立ち止まることは決してしないと誓った。
今回のような悲劇を、もう二度と起こさないために。
「乗って」
最後に、タバサが三人にシルフィードに乗るように伝える。
シルフィードの背中から、また新しい朝日と心地よい風を浴びながら、サイトたちは帰って行った。
しかしこの時のサイトには、新たな悲劇のフラグがすでに立っていた。
ア レ ハ 警 告 ダ
その言葉の意味を、そう遠くない未来で思い知ることになる。
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