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第五章
月に映るもの
月に見えるもの それは何か
見えるものは何もない その中には何もない
しかし今見えたものは 踊る女の子の姿
白いその月の中で ひらひらと踊る女の子
音はないけれどその音の中で踊る その女の子
女の子は月の中で踊っている 満月の中で
それがまるでスポットライトの様に そこで踊っている
その娘を見て 誰かに似ていると思った
それはあの娘 僕が想っているあの娘
あの娘が踊っていた それが見えた
あの娘は誰かに見せたいのか 月の中で踊っている
それを見て僕は 彼女への想いをそこに見た
何故彼女を今見ているのか それがわかった
月が見せてくれたもの あの娘への想い
踊る彼女はまさにそのもの 僕の想い
それが今月の中で静かに 踊り続けている
2009・12・14
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