暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic3探索者〜First Contact〜
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積んでるだけの機械兵器相手など、ベルカの騎士の敵じゃない。そう、私たちに――」
「「「「「負けは、無い」」」」」
シャルちゃん、ルシル君、シグナムさん、ヴィータちゃん、あとミッド式だけどアリサちゃんが強く頷いた。ルシル君は持ってた“レリック”ケースをザフィーラに預けて、「エヴェストルム」を起動させた。それから上空で待機してると、突然ルシル君とザフィーラがビクッと肩を震わせた。
「「上がれ!!」」
そして同時に大声を上げた。私たちは、何?なんて聞き返すよりすぐに空へと上がって、その直後に縦穴から強烈な閃光が発せられたかと思えばとんでもない爆発が起こった。視界を覆い潰す閃光と、聴覚をマヒさせる爆音に、意識がちょっと飛びそうになった。
「うげぇ、おい、マジかよ・・・」
「うそ・・・。全部吹っ飛んだ・・・」
ヴィータちゃんとアリシアちゃんのそんな声が聞こえた。頭を振って私も地上を見下ろして「そんな・・・」絶句した。直系3km、深さは大体1kmほどのクレーターが出来ていた。
『・・・護送・・・こち・・・基地・・・こちら・・・観測・・・護送隊・・・』
今の爆発の影響の所為か観測基地との通信にノイズが入る。ノイズが治まるのを待ってから「こちら護送隊。映像、届いてるか?」はやてちゃんが応じて、こちらの映像を送ると通信越しにシャリオ、それにグリフィスが息を飲むのが判った。
「3つ目のレリックの爆発やと思われる。他の遺跡は確認できてるんか?」
『いえ。今のところは・・・。ですが、とりあえず護送隊のみなさんはアースラへ帰艦してください。転送ポートまでナビしますので』
私たちの任務は“レリック”2つをアースラにまで護送すること。これからここ観測指定世界を調査するのは仕事じゃない。そういうことで「了解」私たちは回収した“レリック”2つを持って、再び転送ポートへと向かって飛び立った。
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